長岡市内で活躍する、市民活動・地域活動をスタッフがピックアップしてご紹介。今回は、元気なシニア世代の取組み、特定非営利活動法人 考房あったかを尋ねました。
▶どんなことをしている団体ですか?
地域で生活するシルバー世代の豊かな経験と力を活用し、まちづくりイベントの企画や里山整備等の活動を通じて、活力ある地域社会の実現を目指しています。これまでに、子どもたちを楽しませたい想いで竹細工や木工、キャンドルづくりなどのイベントを企画運営しました。また、地域住民の中でも与板の魅力を知らない人がまだまだいるので、地域の魅力を発掘して発信しています。
▶活動を始めたきっかけ、これまでの歩みを教えてください
もともと与板のうまみちキャンプ場の管理人をしていたメンバーが、子どもたちをもっと楽しませたいと竹細工や木工教室などを行っていました。他にも地域の子供会のお手伝いなどの依頼があり、70歳を超えた自分たちでもまだまだ地域に恩返しができるのではないかと法人を立ち上げました。
▶どんなメンバーで活動しているのでしょうか?
メンバーのほとんどは小中学校の同級生で今年77歳の男性のグループです。気心知れた仲間たちで与板の魅力を発信するほか、それぞれの人生経験を活かして、自分たちにできることをできる範囲で楽しく活動を行っています。手先が器用で竹細工などを教えられる者や、情報発信が得意な者、会社経験を活かして総務や会計を行う者など、それぞれが役割をもって活動しています。
▶周囲の反応や、やっていてよかったこと/大変だったことなどを教えてください
大変だったことは今までにありません(それだけ無理していないのかなー??)。本当にNPO法人になってよかったです。団体に冠ができたことにより、活動の幅が広がり、活動が大変しやすくなりました。
与板の子供会(ジューシーズ)のイベントのお手伝いなども行っており、世代を超えた小学生との交流が、とても楽しく活力をもらっています。子どもたちと関わるイベントは会員たちも毎年楽しみにしています。
周囲の反応として、うまみちキャンプ場から夏場に木工教室の運営の依頼が来たり、長岡まつりをはじめ、与板祭り、越路、和島栃尾などの地域のお祭りのイベント出店のオファーが多くなりました。
また、三島のコミセンに門松作りの講師に行ったりと、地域外からの講師依頼もありうれしいです。
団体のモットーは“家庭が第一“活動は決して強制しない。
▶今後の活動を教えてください
「与板にこの人あり」シリーズとして、趣味などですごい技を持っている人などを発掘し、作品やその人を紹介する個展の運営を行っているが、さらにいろいろな人を紹介していきたいです。
夏場の活動が多かったが、冬場の活動として、ディサービスセンターでの木工パズルボランティアなども行っていきたいです。
児童館には行かないが、かぎっ子になっている子どもを集めた放課後教室なども行ってみたいです。
自分たちの活動をみて、自分もできる!やってみたい!と思う人が増えてほしいです。
元気なシニアは地域の活力! 特定非営利活動法人 考房あったかは、らこって2017年1月号に掲載されています。