長岡市内で活躍する、市民活動・地域活動をスタッフがピックアップしてご紹介。今回は、与板の若者が起こす、キャンドルイベントについてお話を伺おうと、キャンドル・ラボを訪ねました。
▶どんなことをしている団体ですか?
与板地域をメインフィールドに、キャンドル作りのワークショップや、地域イベントの装飾をしています。2013年からは年に1回、「キャンドルナイト@与板」という灯りのイベントを主催しています。「地産地照のあかりあそび」をコンセプトに、与板打刃物を使ってあかりのオブジェを作ったり、カンナの削りカスで作る「削り花」を作ったりと、ワークショップを交えて準備をしています。
▶活動を始めたきっかけ、これまでの歩みを教えてください
2010年ころに、同級生など与板に残っている若手6人位でキャンドルで何かしようと団体を作りました。当時は地元のイベントの飾りや、ワークショップなどをしていました。
2013年に「明元寺」というお寺の若住職から「一緒に何かしよう」と声をかけられて「キャンドルナイト@与板」をはじめました。
▶どんなメンバーで活動しているのでしょうか?
キャンドルナイト@与板を始めてから、手伝ってくれる人が次第に増え、LINEグループには30人位が登録しています。
▶周囲の反応や、やっていてよかったこと、大変だったことなどを教えてください
若手が集まる場がなかったので、当日までに何度もメンバーが集まり、みんなで少しずつ準備を進めるの場ができたのが良かったです。ここで知り合って結婚したカップルもでました。与板地域の与板打刃物匠会さんや、与板町ほたるを守る会さん、越後木遊会さん、マーケットの出展者さんなど、さまざまなつながりが生まれているのも嬉しいです。
資金調達は大変ですが、今は補助金や、協賛金でまかなっています。
▶今後の活動を教えてください
こういう場を継続していくことで、若い人たちにつながりが生まれるのが一番です。
続けていると地元からの期待が高まってくるのを感じていますが、それがプレッシャーでもあります。イベントの規模を拡げるとメンバーに無理が生じます。できる範囲、続けられる範囲をよく考えていかないと行けないなと思います。
キャンドルがつなぐ、若手の「わ」 キャンドル・ラボは、らこって2017年1月号に掲載されています。