長岡市内で活躍する、市民活動・地域活動をスタッフがピックアップしてご紹介。地元の高校、正徳館高校が積極的に取り組む地域活動。この取り組みには、キラリと光る、サポーターズ・クラブの存在がありました。
▶どんなことをしている団体ですか?
正徳館高校では地域に根差した小規模校であることを活かした、地域連携による「人づくり」に注力しています。地域を学びのフィールドにする「与板学」もそのひとつです。
正徳館高校が地域との関係を深めていく中で、地域と正徳館高校の架け橋を担おうと、「正徳館高校サポーターズ・クラブ」が立ち上がりました。平成28年11月5日に行われた正徳館高校フェスティバルではサポーターズが、「よいたうまいもの市」の企画・運営を実施。高校生による地域の食品販売をコーディネートするなど、多方面で連携しています。
▶活動を始めたきっかけ、これまでの歩みを教えてください
正徳館高校が「地域連携」をテーマに様々な教育活動を展開したきっかけは、これからも高校が地域にとって欠かせない存在となることを目指していた折、平成28年度・平成29年度の「オンリーワンスクール新潟未来プロジェクト」事業の指定校に選抜されたことに始まりました。
地域と正徳館高校の架け橋を担う「正徳館高校サポーターズ・クラブ」の立ち上げの話が平成28年度の4月にあり、同年11月4日の正徳館高校フェスティバル1日目でサポーターズ・クラブの紹介を行い、正式に活動が始まりました。
▶どんなメンバーで活動しているのでしょうか?
サポーターズは正徳館高校の同窓会・後援会・PTAが中心で、事務局は20代後半の3人です。活動のサポートをしてくださる方は合計10名ほどいます。正徳館高校の進める地域連携に共感する方々に支えてもらっています。
▶周囲の反応はどんなものがありますか?
高校生が積極的に地域に入り込むようになり、地域からは「高校が身近に感じられるようになった」という反響もあります。地域からも「地域の活動を一緒にやらないか」とのお声がけもいただいております。そのような地域住民からの期待に応えられるよう、次年度以降の活動を充実させていきたいと考えています。
▶今後の活動を教えてください
今は任意団体としてボランティアの集まりで活動しているサポーターズですが、より継続的に活動が行えるように今後のNPO化を目指しています。それとともに、地域連携事業の中で、サポーターズが担うべき役割を徐々に整理して、より連携が潤滑に進むよう体制を整えていきたいです。
地域を学びの場に!正徳館高校×サポーターズ・クラブは、らこって2017年1月号に掲載されています。