2017.02.02

新米ママさん同士が支え合う場を/子育てサークルちびっこかわぐっち【川口地域】

長岡市内で活躍する、市民活動・地域活動をスタッフがピックアップしてご紹介。今回は、川口地域の親子サークル「ちびっこかわぐっち」を訪ねました。地域住民とのつながりを持ちながら、楽しい活動がいっぱいです。

 

▶どんなことをしている団体ですか?

川口地域の子育ての駅かわぐち「すこやか」を主な拠点に、保育園、幼稚園入園前の親子が一緒に遊んだり、情報交換をする親子サークルです。毎月1回、お茶会を開催していますが、「川口の面白さを若いママたちに伝えたい」「地域の人との交流の場をつくりたい」との想いで不定期で子育ての駅「すこやか」を飛び出し、畑で種まき植え付け体験や、収穫&BBQ、きのこ料理づくりなどのイベントを企画しました。

 

▶活動を始めたきっかけ、これまでの歩みを教えてください

川口地域では0~3歳の子どもを対象にした親子サークルの活動がしばらく休眠していました。自分が出産したことをきっかけに「親子サークルがほしい」と思い2015年11月にし、お茶会をはじめました。お母さんたちの中には川口地域出身の方もいれば、嫁いできた方もいます。そういった人の顔合わせの場、そして子どもができたことを機にあらためて川口のおもしろさに気づいてほしいという想いで2016年度はお茶会以外に外に出る機会をつくりました。

 

▶どんなことをしたのでしょうか?

川口の良さの一つは「食の豊かさ」があると思います。また、食のイベントは参加しやすいということもあり、6月に、川口地域の木沢集落でおばあちゃんたちの団体「木沢のの婆会」から協力いただき、畑で種まき、植え付け体験を。そして8月にその野菜を収穫してBBQをしました。10月には川口地域の田麦山で「たんぎゃまきっちん」という団体と、きのこ料理づくりイベントを行いました。

親子サークルの対象は0~3歳なので、体験イベントはなかなか大変でしたが、そういう場をつくれたことはよかったなと思います。地域の人とお話し頂けたのはもちろん、パパも顔を出してくれ、交流を深められたのではないでしょうか。

 

▶周囲の反応や、やっていてよかったこと/大変だったことなどを教えてください

ちびっ子かわぐっちの活動が休眠していた頃は、「子育ての駅・すこやかで顔は見るけれど話したことはない」というママたちがいました。何もないところで話しかけるというのはハードルが高いので「お茶会があったおかげで話せてよかった」と言ってくれています。お茶会に関しては、参加者の皆さんが自主的に準備をしてくれたり、お菓子を持ってきてくれたりと、特に苦労なく開催できています。産後はひとりになりがちなので、このような場がずっと続いていけばと思います。

 

▶今後の活動を教えてください

会を大きくするということはなく、川口に子育てや産後の悩みを相談したり、吐き出したりできるこの場があり続けることが一番です。それに加えて、川口のおもしろさに触れたり、地域の方とつながったりする機会が少しでもあればと思います。0~3歳までのサークルなのでいずれ代表も交代となるのですが、なかなか代表をやりたいという人はいないと思いますので、自分が代表を続けてでもこの場があり続けてほしいです。

 

 

新米ママさん同士が支え合う場を 子育てサークルちびっこかわぐっちは、らこって2017年2月号に掲載されています。