2018.06.26

活動PichUp!<山古志木籠ふるさと会>

長岡市内で活動する団体を訪問!今回は、地域愛で来客をもてなす交流の場をつくる「山古志木籠ふるさと会」さんからお話を伺いました。

 

◆どんなことをしている団体ですか?

山古志地域にある木篭集落で、交流復興と交流の拠点「郷見庵」の運営をしています。山菜や野菜といった季節の品や山古志牛、手作りの民芸品の販売も行いつつ、中越大震災の爪痕を残す大切なメモリアルポイントとして、資料館の機能も持っている施設です。「郷見庵」には、地域外からも週末を中心に多くの人が立ち寄ってくれています。他にも、地域住民と地域外の人たちとの交流イベントとして、田植えや道普請、畑づくりに、ちまき・笹団子づくり、盆踊りに、さいの神など年間を通じて行事を開催しています。

 

◆活動を始めたきっかけ、これまでの歩みを教えてください

2004年に発生した中越大震災で大きな被害を受けた木篭集落。全村避難で仮設住宅暮らしの時に、山古志地域を舞台にした映画「マリと子犬の物語」 エキストラを頼まれ、集落の住民で集まる機会がありました。これをきっかけに、今後もみんなで気軽に集まれる機会をつくろうと、当会を設立。その後、2007年の年末に住宅再建のめどが付き、木篭集落に戻りました。それからは、集会所や神社も再建し、暮らしの再建も図りながら、地域住民を中心にできることに取り組んできました。

 

どんなメンバーで活動しているのでしょうか?

木篭集落住民を主体に、震災によって集落を出られた方、会の活動に賛同下さる方など、130名もの会員で運営しています。

地域のお母さん達も郷見庵の店頭に立ち、新鮮な野菜や、週末には「ぬか釜」で炊いたごはんのおにぎりも販売するなど活躍中です。

 

◆周囲の反応や、やっていてよかったことを教えてください

周辺の市町村や県外からも足を運んでくれる人がいます。中には自分の故郷のように何度も通ってくれる人も少なくありません。そうやって木篭集落に愛着を感じてくれる人がいることが嬉しいです。

 

◆今後の活動を教えてください

これからも地域のみんなで楽しみながら、それぞれができることを持ち寄ることで、この会を続けていきたいです。世代交代もしてきけたらいいですね。お盆の時期には、ここ数年闘牛の開催と盆踊りが同日開催で重なっていました。しかし今年は日がずれるので、どちらにも足を運ぶことができる年です。木籠ふるさと会として、帰省した人たちにも足を運んでもらえるような機会をつくれたらと考えています。

 

◆その他(募集中・告知したい・困ったことがある 等)

「郷見庵」は、雪の季節を経て4月15日(日)から今年の営業をスタートさせています。ドライブがてらお気軽にお立ち寄りいただければと思います。

山古志木籠ふるさと会について詳しくはこちらをご覧ください。

「地域愛で来客をもてなす交流の場をつくる」山古志木籠ふるさと会さんは、らこって6月号で紹介しています。