2017.07.04

≪≪ 市民活動・虎の巻 ≫≫ 待っているだけではもったいない メディアに取材されるためのコツ

 

『待っているだけではもったいない メディアに取材されるためのコツ』
機那サフラン酒本舗保存を願う市民の会 平沢政明さん

 

機那サフラン酒本舗の保存を願う市民の会は、人知れず存在していたとっても素敵な地域の宝を世に紹介し、保存に繋げることが目的です。
具体的にはボランティア活動で草取りや清掃を続け、痛んだ文化財には最低限の修繕を施します。これを繰り返して皆さまに見ていただける環境を整え、公開することにより見学を通じて保存に共感の人の輪を広げ、目的を成につなげたいと活動しています。

メディアを活用して活動を広報する上での工夫や、大切にしていることは、認知が低かった頃は別ですが、今は特にありません。認知が高い低いにかかわらず、折に触れ自分達がどういう団体なのか伝える必要はあります。目的や活動内容をコンパクトに説明できるよう準備しておくと良いと思います。

リリースをする時期はその内容・媒体によって異なります。告知の場合、例えば月刊雑誌なら枠は先着で埋まってゆきます。発売日の2か月前位が目安ですが、早いに越したことはありません。
新聞や電波媒体で記事として取り上げてもらいたい場合でも1週間前には連絡した方が良いと思います。

どの媒体でも電話やメールで受け付けてくれます。ホームページを確認すると情報を募集しています。まずはそこに記載してある電話番号やアドレスに連絡をとってみましょう。最初は多少不安かもしれませんが、臆せずトライしてください。それから一度取材で記者と面識ができたら、そのつながりを大切にしてください。発信したいことを相談すると真剣に向き合ってくれる記者さんもいます。

記事や番組で取り上げられるようになるためには、普段の活動をしっかりやっていることが一番重要なことはいうまでもありません。その上で活動をこまめに画像や映像に残すことも重要です。そして、それを使ってホームページやSNSで魅力的な情報発信してください。思わぬ取材依頼がまいこむかもしれませんよ。

最後に意識したいのが、メディアも「載せたいもの」と「載せづらいもの」があるということ。とり上げてもらいたい内容をストーリーやロケーションも含めて準備されると良いかもしれませんね。

 

「待っているだけではもったいない メディアに取材されるためのコツ」 機那サフラン酒本舗保存を願う市民の会は、らこって2017年7月号で紹介しています。