2017.07.20

団体PichUp!<WISO(ワイソ)>

長岡市内で活動する団体を訪問!今回は、妄想から始まるアイディアで森と暮らしをつなぐ「WISO(ワイソ)」さんからお話を伺いました。

 

◆どんなことをしている団体ですか?

WISOは「Wild Idea Spirit OGUNI=妄想魂おぐに」の略称です。2015年に設立し、「妄想からはじまるアイデアを実現したい!」をテーマに様々な切り口で森林資源活用を実践しています。おぐに森林公園を拠点に皆さんの暮らしの中に森の要素が少しでも入ればと思い活動しています。

 

◆活動を始めたきっかけ、これまでの歩みを教えてください

メンバーの一人が小国地域で家を買ったところ「森」がついてきたんです(笑)「せっかく森があるならなんか使おうよ」という話になりました。でも、その森がどこにあるのかわからなくて。森林の所有ってすごく曖昧で、今でも明治時代の台帳で管理しているようです。森林組合の方などに協力していただきながらメンバーの森を探すのが最初の活動でした。

その後、チェーンソーの講習や、森林資源を使ったものづくりなどのイベントをして、今ではずいぶん遠くなってしまった「森と生活の距離」を少しでも縮めようと活動をしています。


 

◆どんなメンバーで活動しているのでしょうか?

8名の森で遊びたい人たちが集まっています。年代は30~50代。森林組合の人から木工作家までいろいろ。地域外から入ってきた人がほとんどです。

 


◆周囲の反応や、やっていてよかったことを教えてください

チェーンソーで木を切る爽快感はすごい!単純に森の中に入って何かすることはとてもすがすがしい気持ちになります。

2016年に、生えている木の枝からバターナイフをつくるというイベントをしましたが、とても好評でした。原材料から切り出して、生活の道具をつくるという経験はなかなかできるものではないと思いますので喜んでもらえて良かったです。

2017年は「オグニ 技スクール」と題しまして、木材を使ってスプーン、お皿、サラダボウル、それに机、イスをつくる講座を年間を通じて行います。これからも、いろんな森の遊び方を提案していきたいです。

 

◆今後の活動を教えてください

日本の林業というのは忘れ去られた産業と言えなくもないくらい、現在の森は放置されています。でも、美味しいお米を作る水は森から流れてきますし、環境のことを考えると大切なものです。森に少しでも関心が向くよう、いろいろな主体を巻き込んで、森を身近に感じる機会をつくれればと思います。

小国地域では、トレイルランニングや、グリーンマーケット、音楽の森など森を身近に感じられるイベントが多数開催されています。ぜひ森林公園に遊びに来てください。

 

 

 



「妄想から始まるアイディアで森と暮らしをつなぐ」WISO(ワイソ)は、らこって2017年7月号で紹介しています。