2017.08.04

≪≪ 市民活動・虎の巻 ≫≫ 多くの参加者を集めるイベントの秘訣 参加者目線と日頃の信頼

『多くの参加者を集めるイベントの秘訣 参加者目線と日頃の信頼』
日越コミュニティセンター センター長 徳茂順一さん

 

・どのような取り組みをしている組織ですか?

日越コミセンは、日越地区連合町内会と歩調を合わせ行事を企画・実施している。このことは、町内の住民の事は町内が一番把握しているからと考えている。また、町内の親睦を図る機会などにもコミセンの行事を活用してもらうように、2か月毎の町内会長会議でアナウンスしている。

 

・イベント(地域行事)に多くの人が参加したくなる/参加しやすくなるように工夫している点や、大切にしている点などを幾つか教えてください。


誰でもが参加し易い、また、参加したいと思えるプログラムを考えて(自己満足か?)実施している。
運動会の例をあげれば、町内対抗の種目や自由参加の種目などでプログラムしてある。個人種目は設けてなく、団体種目で構成してあり、多くの人が参加できるようになっている。
町内対抗で運動会を行えば、その前には町内での練習があり、また、慰労会などで町内の親睦や融和を深める事ができる。この様な町内が集合した形が日越地区連合町内会であり、各種の行事には大きな力の源になっている。
この様に多くの日越地区市民が参加することにより、地域の連携、団結そして融和を育む心を持ち、横の繋がりができ顔の見える付き合いができる事は、防災の一番大事な事(共に支え合う、助け合う心)にも関連していると考えている。

 

・イベントを行う上での注意点はありますか?

現在、日越地区の人口は1万人を超えている。様々な考えがある人々がいる一方で昔からの伝統を重んじる人々も多くいる。この様に世代層や思考が違う人をまとめるには、大変な知力や労力がいるようになっている。
一昔前であれば、「よし分かった、みんなで一緒になってやろう」ということでまとまれた。それは自己判断や自己責任で行う事を分かっている人が多かったが、現在は違ってきている。
各種行事には、参加者の自己責任で健康状態や怪我防止に努めてもらうことを明確に文書化することが必要と感じている。

 

「多くの参加者を集めるイベントの秘訣 参加者目線と日頃の信頼』は、らこって2017年8月号で紹介しています。