2018.07.26

活動PichUp!<NPO法人 虹の家>

長岡市内で活動する団体を訪問!今回は、中之島で福祉作業所を運営している「NPO法人 虹の家」さんからお話を伺いました。

 

◆どんなことをしている団体ですか?

障害のある人が自立した生活をおくり、さらには社会復帰を実現させるために、訓練や作業する場が欲しいと、それまで別々に活動していた知的・身体・精神の3つの団体が1つになり平成6年家族会として福祉作業所を始めたのが出発点でした。その後NPO法人となり10年。現在は就労支援事業、生活介護事業、グループホーム事業など5つの事業を行っており、47名の利用者が活動しています。

具体的には、就労につながる「就労継続支援B型」と「就労移行支援事業」、常時介護が必要な方への「生活介護事業」、この地域での共同生活を支援する「グループホーム」事業それと、日中の余暇や創作活動などを支援する「日中一時支援事業」の合計5 種類の福祉サービス事業を手掛けています。

 

 

◆活動を始めたきっかけ、これまでの歩みを教えてください

それまで、この地元の旧中之島町には、障害のある人でも自立した生活をおくり、さらには社会復帰を実現させるために、訓練や作業をする場所がなく、家族からも是非自前の作業所を開設して欲しいとの切実な要望が寄せられていました。

それを受けて、平成6年9月に、障害の種類ごとに別々に活動していた3 つの団体が、1 つになって家族会として福祉作業所を始めたのが出発点です。その後、平成20 年3月にNPO法人になり、今年の3月で満10年の節目を迎えました。

 

◆どんなメンバーで活動しているのでしょうか?

毎日、旧中之島町地域内の3 つの施設に通ってこられる利用者の方が47名、それを受け入れている職員がパート勤務者も含めて20名の体制で運営しています。

近隣の協力企業、数社から、再利用のケースの汚れ落とし作業、リオジナルの缶バッジ製作、金具のキ ャップ留め作業、作業工具の袋詰め作業、ベットボトルのキャップの分別作業などの軽作業を請け負っており、たとえ少額でも自分の力で働いて得た工賃収入は、働くことの喜びと生きがいに繋がっています。

 

◆周囲の反応や、やっていてよかったことを教えてください

 デイワークス中之島では、作業しているだけでなく日常生活、社会生活を支援する場として家族、地域の方からも喜ばれています。
 デイライフ中条では、作業・余暇活動・ウォーキング・外出など様々な活動があります。特に毎週月曜日に、取り組んでいる古紙回収では地域の皆様のご協力で、不要になった古紙や段ボールなどの回収を通し地域の皆様との交流の機会にもなっております。「待ってたよ」と声をかけてくださる方もいて励みになっています。この活動は何よりもディライフ中条が地域の皆様に受け入れて頂けたかけがえのない活動の一つです。

 

◆今後の活動を教えてください

利用したい人が多いと感じています。今後さらに利用者を受入れられるように整備していきたいと考えています。日中活動の場を通し利用者の方の「やりたい」という気持を尊重し、又地域のみなさまとのつながりを大切にしていきたいと思います。

利用者と地域の各種イベント参加や、仕事だけではなく皆さんが楽しめる行事を多く取り入れていきたいと思っています。そして、一人でも多くの方が就労に結び付き、職場で頑張ってる姿を見たり、話しを聞くことを楽しみにしています。

 

◆そのほか告知したい事

・受託者業のお手伝いをしてくださるボランティアを募集しています。
・缶バッチ・マグネット、ストラップの作成をしていますので是非ご用命ください。

・障がい者の現状をより多くの方々に知っていただきたいと考えています。法人のホームページのぜひご覧ください。

・見学も可能ですご希望の方はご連絡ください。

「中之島で福祉作業所を運営している」NPO法人 虹の家さんは、らこって7月号で紹介しています。