長岡市内で活動する団体を訪問!今回は、ロマンでつながる発動機コミュニティ「新潟県發動機愛好会」さんからお話を伺いました。
◆どんなことをしている団体ですか?
かつて多くの機械の動力源として活躍していた「発動機」の愛好家が集まり、自慢の発動機を持ち寄る発動機運転会や会報誌を通した情報交換を行っています。発動機愛好会は全国各地にあり、他所で開かれる運転会に遠征することもしばしばあります。
◆活動を始めたきっかけ、これまでの歩みを教えてください
代表の私自身、幼いころから機械類が大好きで、およそ20年前から数人の発動機愛好家たちと集まって部品交換会などをしていたのが始まりです。その流れから、安塚町(現上越市)ではまちおこしの一環として運転会・部品交換会を行ってきました。
平成23年10月に当団体を設立して以来、つなぎ・のぼりなどをつくって連帯感ある活動を展開しています。
◆どんなメンバーで活動しているのでしょうか?
県内全域に45名ほどの会員がいて、定例的な運転会にはその半数ほどが参加します。元々、新潟県は第一次産業が盛んなことから農業機械が各地に多くあり、他県よりも比較的発動機が多く眠っています。県内各地に熱烈な発動機ファンがいるのにはそんな背景があるのかもしれません。
◆周囲の反応や、やっていてよかったことなどを教えてください
各地の運転会に遠征するうち、まるで親戚のような馬の合う仲間がたくさんできました。また珍しい一品に出会ったときは長年活動を続けてきてよかったなあと思います。以前は旧時代の機械として見られていた発動機ですが、私たちのような活動の成果もあってか年々と発動機の価値が世間に認められてきた気がしてきて嬉しいですね。
◆今後の活動を教えてください
若い方の会員が少ない現状があります。ロマンあふれる発動機の魅力を若い方にも感じてもらうため、これからも工夫を凝らしながら運転会を開いていきます。
ロマンでつながる発動機コミュニティ「新潟県發動機愛好会」さんは、らこって11月号で紹介しています。