2018.08.23

活動PichUp!<入東谷活性化プロジェクト>

長岡市内で活動する団体を訪問!今回は、旧道整備で地域の歴史と未来の賑わいを切り開く、入東谷活性化プロジェクトさんからお話を伺いました。

 

◆どんなことをしている団体ですか?

栃尾地域の西側に位置する6つの集落からなる入東谷地区では、松尾集落にある山城や魚沼市とつながる石峠の一連の旧道を整備しています。目指しているのは、この地にある歴史や資源をもとにした人が集えるスポットづくり。実現に向け、メンバーで草刈り機やナタを持って山に入り、かつての山道を草木をかき分け探り探り開通させました。また、勉強会も開催し、栃尾の歴史についても学んでいます。

 

 

◆活動を始めたきっかけ、これまでの歩みを教えてください

活動拠点である松尾集落の山城は15年ほど手付かずで倒木や草木で覆われていました。また、石峠も60年以上も前には遠足で訪れていたもののいつしか、足を運ぶ人はほとんどいない状況に。その一方で、このエリアは上杉謙信が幼少期を過ごしたという説もあり、歴史とロマンが眠る場所。足が遠のいてしまった旧道を整備し地域の魅力として打ち出していきたいと想いを膨らませていた栗山沢集落の区長が声を上げ、入東谷地区の区長たちが集まりスタートしたのはH28年の秋のことです。
日常的に草刈り機を持って道普請に励んでいることもあり、作業も慣れたもの。自分たちが暮らす地域を整備し観光につなげられたと意気込んでいます。また、歴史には諸説ありますが、詳しい方を招いての歴史勉強会も行い、地域を知ることにも努めています。
栃尾にはたくさんの祭りがありますが、今だって新しい祭りをつくったっていい。道があれば誰かが上がってきてくれると思っています。

 

◆どんなメンバーで活動しているのでしょうか?

栃尾地域は大きく4つの谷で分かれていますが、その一つが入東谷地区です。この地区を構成する6つの集落、松尾、上来伝、下来伝、寒沢、栗山沢、吹谷の各区長と主楽の住民有志がメンバーです。区長たちの年代が近く、今回の活動も「よし!やってみよう!」と話がまとまりました。

 

◆周囲の反応や、やっていてよかったこと、大変だったことを教えてください

これまでは同じ地区と言えども集落を超えて連携する機会はあまりなかったので、つながりが深まるきっかけにもなっています。

 

◆今後の活動を教えてください

今年10月にお披露目会をしたいと思って計画しています。栗山沢集落の米を石峠米と銘打って、上杉謙信も食べたかもしれないお米として、おにぎりにできたらいいですね。メンバーには、米づくりで表彰されている人もいます。味には期待できますよ!歩きやすいように、看板を設置したり、階段をつくったりしてもいきたいです。女性からも気軽に歩いてもらえるようになったらいいなと思っています。

「旧道整備で地域の歴史と未来の賑わいを切り開く」入東谷活性化プロジェクトさんは、らこって8月号で紹介しています。