2017.12.23

団体PichUp!<栃尾ワインを楽しむ会>

長岡市内で活動する団体を訪問!今回は、新特産品づくりを支える応援団「栃尾ワインを楽しむ会」さんからお話を伺いました。

 

◆どんなことをしている団体ですか?
栃尾地域に新たな特産品をつくるため始まった『栃尾ワイン』を応援する会です。1口1万円で3年間会員となれ、毎年新酒2本を提供しています。また、新酒のお披露目会としての試飲パーティーや、地域の方とのブドウの収穫体験会など生産側と消費者とのつながりも大事にしています。

 

◆活動を始めたきっかけ、これまでの歩みを教えてください
元々繊維業で栄えた栃尾地区ですが、時代とともに衰退し、油揚げだけが特産品となっていたため、新たな特産品づくりとしてワインを選び、ブドウの栽培を始めました。2年ほどしてワイン造りの資金集めも兼ね、「栃尾ワインを楽しむ会」を立ち上げました。当初はワインの生産量も少なかったため、オーナー制のように会員のみ手に入るワインでしたが、現在は栃尾地域内で販売できるまでになりました。

 

どんなメンバーで活動しているのでしょうか?

はじめは定年退職後の同級生10名ほどでワインづくりを始め、今では安定してワインを生産できるよう、地域の農家を引き込んで生産組合も立ち上げました。

「栃尾ワインを楽しむ会」を立ち上げてからは年々会員が増え、現在は340名ほど会員になってくれています。会員の3割は栃尾地域以外の方で、地域の方が贈り物として使ってくれたことで広がっていきました。

 

◆周囲の反応や、やっていてよかったことを教えてください
毎年試飲パーティーには会員100名近く集まり、たくさんの支援の声やアイディアをいただけます。その声が来年も頑張る糧にもなっていますし、多くの人が楽しみにしていてくれることが実感できるので、やりがいにつながっています。

 

◆今後の活動を教えてください
ワインをしっかり販売できる環境づくりと、ワインの生産を増やし、農地の有効活用と農業雇用を増やしていきたいです。生産部門では会員からの希望の声も多い赤ワイン造りに向け、畑を広げていけたらと考えています。

 

 

新特産品づくりを支える応援団「栃尾ワインを楽しむ会」さんは、らこって12月号で紹介しています。