11/21~12/20までの間で、普段のさりげない「人と人との関わり合い」に改めて目を向ける機会に、との気持ちから月替わりのテーマで皆さんからのメッセージを募集しました。
2017年12月のテーマは、【発見!身近に見つけた人との関わりシロ】
普段の暮らしの中でも、自分一人では出来なかったり大変なことを、誰かと手を取り合い、協力することはよくありますよね。だけど、振り返ってみると「もっと協力し合えればお互いのためになるのにな」と思うことってありませんか?
「町内のゴミ捨て場の掃除をいつも同じ人がやっている」とか「PTAの仕事を他の人にお願いできず抱え込んでしまう」とか。そんな風にもっと誰かと協力し合えることって身近にたくさんありますよね。
今月は、そんな意外と見過ごされている協力し合える余白のお話しです。
◆川口地域むすび隊 砂川祐次郎
人はそれぞれ出来ることや得意なことがありますが、みんなが同じという訳ではありませんよね。
先日「よってげ亭ふれあい市」立ち寄った時のこと。子供たちだけが隅っこで遊び、大人はそれぞれ酔っぱらっていました。世代間をつなぐ物が無いため、毎回何もないまま終わります。そこで「よ」の文字を使用済みのポスターの裏に書き、子供たちに色塗りをお願いしました。色塗りができた「よ」のポスターを手にしたよってげ亭の代表は「ポスターを飾ります」と発表すると、次のよってげ亭ではその先の文字(ってげてぇ)も色塗りするこを提案しました。場を提供する人、参加する人、盛り上げる人、それぞれに出来ることは違います。アイデアを出す人、形にする人、つなぐ人、それを「やっていいよ」という大人たちの存在はとても大切です。「越後川口よってげ亭ふれあい市」は このようなユルい「人との関わりシロ」が生まれる可能性を秘めています。
◆埼玉じゃない方の川口
中越大震災から数年、復興支援員制度が定着してきた頃、大学生のボランティアが自宅に泊まった時のこと。みんなで焼きそばを食べながら「俺は復興支援員じゃないんだよ」と言った時の大学生の「え~?!」の声が忘れられません。復興に向かう過程でいろいろなところで助けてくれた大学生ボランティアのみんな。
ちょうど集落の役をしていて、様々なイベントに顔を出していたため、勘違いするのも仕方ないですね。自分が勝手に復興支援員のような活動をしていて、それを大学生が勘違いしたおかげで、遠慮なく泊まっていってくれたのだと思います。
もちろん今でも川口のイベントに関わり続けていて、駆けつけてくれる、頼りになるボランティアサークルです。
こんな勘違いも、関わりシロのひとつかもしれませんね。
◆中之島地域むすび隊 おおた けいこ
なんと言っても「雪かき」です!本当にご近所の皆さまにお世話になりっぱなしの我が家です。
朝はこどもたちのしたくで精一杯、かと言って夕方小さいこどもたちを外で遊ばせながらの雪かきははかどったのか逆に雪をまいただけなのか…。朝早くから一日何度も雪かきをしているご近所さんに、ただただ頭が下がる思いです。
さらに、我が家のカーポートにどっしり雪が積もった年には専用の道具で雪下ろしを手伝っていただいたこともありました。
まだまだ助けてもらうことのほうが多いですが、このご恩を返していけるように努めていきたいです。
そして、家にこもりがちな冬こそ近所の方々との挨拶をかかさず、日頃の感謝などを伝えていけたらなと思います。
◆ブルーバード
職場がジャングルだとしたら、鳥の目を持っている人が必要だと思う。
目の前の倒木を処理したり、焚き木で火をおこしたりする人も大切だけど、
全体を鳥のように俯瞰できる視点を持っている人が多いほど
関わりシロを発見できるんじゃないかな。
◆竹田元気づくり会議 砂川祐次郎
竹田元気づくり会議と竹田集落の関わり方は、あまりにもユルい。
「やりたい人」「できる人」が「できる時に」「無理せず」「やれる範囲でぼちぼちと」を心がけています。
まったく強制力が無いため、二、三人で動いたり、時には一人なんていうことも!義務でも強制でもない元気づくり活動なので、集落との関わり方も自由です。働き方や暮らし方が多様化する現在、無理なものは無理。これからも「やりたい人が」「できる時に」「できる範囲で」の関わり方で七世帯の竹田集落と竹田元気づくり会議の活動は「ぼちぼちと」続いていきます。
◆ラーメン治郎
関わりシロって難しい言葉なので合っているかわからないけど…
「除雪」はその内に入るんじゃないだろうか。
家の前は隣同士協力し合えばいいし、じいちゃんばあちゃんだけの家は
近所で雪下ろしをしてやればいい。昔は当たり前だったけどね。
◆座敷わらし
うちの町内会長はとっても活発!催しも回覧板も工夫が凝らされています。
「会長の生きがいを奪っちゃあいけない!」という口実でいつも会長に任せっきりでしたが、
ふと、会長なきあとを考えてしまいました。。。もうちょっと分担してもいいのかもしれません。
◆くゆ
行事にいつも同じ人が出ているっていうのはあるかもしれません。しかし私自身、地元の行事に全く参加してないので、今回のテーマを見て反省です。。
◆栃尾地域むすび隊 高橋 さはら
山や林などでよく見かける
「山菜取り禁止」の看板。
その土地の人にしてみれば知らない人が来て、いくら自生しているものとはいえ勝手に山菜をとっていくのは気分が良く無いもの。
とはいえ、山菜も増えすぎれば雑草になってしまう…
そこで、草刈りや山道の整備をお手伝いするかわりに山菜を自由に取らせてもらったり、地元人しか知らないような絶景スポットに案内してもらう、というのはどうでしょうか。
自然の中で体を動かすのは結構気持ちが良くてリフレッシュになるものです。(虫がニガテな人には大変ですけどネ)
「山菜取り禁止」と書き出して人を拒むのではなく、
「草取り(山菜含む)募集!」・「親子で楽しむ山あそび」・「達人に学ぶ山菜取りの極意」…
などなど、人を受け入れる体制ができていれば山菜目当ての人にも、土地の人にも良いんじゃないかなと思っています。
大勢でいればクマさんも近寄りにくくなりますしね!
◆りさ
私の住む町内での草刈りや奉仕活動は、ほとんど若い人はでません。お父さんが出るから若手が出ない、が当たり前なのかもしれません。うちは核家族なので、旦那が出ます。40歳ですがずば抜けて一番若いのです。出ない私が言うのもおかしな話ですが、もっと積極的にみなさんに参加していただけたら、いろんな事がいい意味で変わるのかもしれないなぁって思います。