~その課題、私たちはこんな一手、二手、三手、、、を打って切り開いてきた~
どんな取り組みにも課題は付きもの!地域活動の実践者に聞く、ノウハウコラムです。
試行錯誤を重ねて、自分たちなりの答えを築いてきた一歩先ゆく団体からお話を聞きました。
これを読めば、みなさんの活動にヒントと勇気が湧いてくるかも!
当会では、数年前に上川西地区にUターンした事務局長の下田さんが、同世代のつながりを活かして、地域活動の勉強会に参加したり、パパ友仲間を活動メンバーに呼び込んだりと、“よそ者”として新た視点の取入れ、新たな層への共感拡大に一役買いました。また、協働センターのほか有識者など上川西地区を客観視できる第三者に客観的なアドバイスを求めたことも、プロジェクトの共感を集めるのに奏功しました。
比較的新しい住宅街である上川西地区は、地区全体が一体となる催しが少ないこともあり、町内会の枠を超えて
住民同士が関わる機会の少なさが課題でした。11町内会をまとめる「上川西連合会」会長や地区の市議会議員など「いつか上川西地区でも地区住民が交流する盛大なイベントを催したい」という願いを抱いている方々に桜並木の地域価値や、将来像を伝え、その思いを紡ぐ第一歩として当活動に取り組みたいという趣旨を理解頂きました。そのようにして賛同を得たことが、地域全体のプロジェクトとして推進していく機運づくりに役立ちました。
活動の輪を広げるため、地域住民との関係性を育む課外活動の場としてプロジェクトに協力してもらえないか近隣の小中学校、大学に提案を持ちかけました。保護活動への参加を一方的にお願いするのではなく、桜並木の保護が地域全体の利益につながることを意識してお願いしています。そうすることで、各関係者が「手伝わされている」のではなく、自分ゴトとして活動に参加してくれるようになりました。