2018.10.18

地域をよくするウワサのあの人にインタビュー!【成松 直樹 さん】

市民活動に取り組む団体には、状況を整理して舵取りをする人、実行部隊として目的を着実に遂行するのが得意な人、ユーモアでみんなを和ませるムードメーカー、ピンチの時には、スポット的に手を貸してくれる存在も現れたりと、色々な人が関わって成り立っていることが多くあります。

それぞれの人たちが、自分の生活の中で活動に充てられる時間や能力を提供し、様々な形で関わっています。

では、実際にどんな人が、どのように活動に関わっているのでしょうか。
活動を支えている「あの人」を訪ね、活動の実際のところをアレコレ伺ってきました。

 

今回ご紹介するのは、地域も仕事も豊かにする営業マン、成松直樹さんです!

まちの元気が地域も仕事も豊かにする!
「縁の下の力持ち」で継続的な地域づくりを目指して

成松直樹さん 〈51歳/会社役員〉
とちラボ、トチオノアカリ実行委員会、長岡市ふるさと創生基金事業委員、コミセンまちづくり部会

 

保険業を営む傍ら、栃尾地域で活動する地域づくり団体「とちラボ」に立ち上から関わる成松直樹さん。30~50代のメンバーと共に、イベントや空き家を活用した交流スペースの運営、地域情報の発信などに取り組んでいます。

▲栃尾の夜を灯で彩る「トチオノアカリ」は、とちラボもイベントを支えている。昼夜問わない作業では、メンバーと冗談や時には弱音もはきながら汗を流す。

 

20年前に東京から栃尾地域に引っ越して来た際、地域のことがわからず苦労した成松さん。「わからないことは人に聞く。周囲に頼ることを学びました」。と積極的に周りの人との関わりを持ってきました。
地域活動のスタートは、「長岡の中心市街地で面白いことを何でもやってみよう!」という仲間で、流しソーメンなどの企画を実施したこと。メンバーと共にまちなかに楽しみを生み出せたことに手ごたえを感じると同時に、自分が暮らす栃尾を盛り上げたいという想いも大きくなり、これをきっかけに、栃尾での地域活動に参加しています。そんな成松さんの根底にあるのは、「三方よし」という言葉。いい仕事をしていくには、地域に元気があってこそ。地域経済も良くしていきたいという気持ちから地域活動にも取り組んでいる成松さんです。

▲「なんできCafé」という団体を立ち上げ、アオーレ長岡で流しソーメンを実施。この時に竹を提供してくれたのが現在のとちラボメンバーのひとり。

 

そして現在、とちラボのメンバーの中で年長者組のひとりである成松さんは、にこやかな笑顔で多様性を抱擁する、団体になくてはならないムードメーカー。先頭に立って舵を取るのではなく、若手メンバーのやりたいことを支える縁の下の力持ち的な役割を果たしています。「若い人に実践の場をつくっていけたらいいですね。それは地域も会社も同じだと思っています」。この思いが積み重なって地域のチカラになっていくのかもしれません。

▲三人姉妹のお父さんでもある成松さん。栃尾地域への転入は子育て環境を求めて。「幼少期の上杉謙信が見ていたかもしれない」そんなロマンを感じる、城山と街、守門岳の景色がお気に入り。毎年春に上っている場所。