2018.01.16

団体PichUp!<なうネット長岡>

長岡市内で活動する団体を訪問!今回は、新風吹かす福祉系若手ネットワーク、なうネット長岡さんからお話を伺いました。

 

◆どんなことをしている団体ですか?

なうネット長岡は人と人の繋がりを大切にしながら、今できるネットワークを活かした活動をモットーとしています。

近年は年数回の事例検討会や、既存の価値観にとらわれない芸術であるアール・ブリュット作品の展示会を開催したり、知的障害者によるプロの和太鼓集団である瑞宝太鼓(長崎県)を誘致して和太鼓演奏会を企画したりしております。

 

◆活動を始めたきっかけ、これまでの歩みを教えてください

平成19年3月に発足し、障害があっても楽しく安心して過ごせるよう、地域づくり・ネットワークづくりを目指し活動を始めました。これまで障害のある方の権利擁護や地域生活などに関する研修会や事例検討会をたくさん実施してきました。

また、近年の活動の1つでもあるアール・ブリュット展は、国が障害者の芸術文化活動を推進しているのを受け、『長岡でも開催したい!』と昨年は初めて開催することができました。今年は関係機関からも実行委員を募り、作家のストーリーやカラー(個性)を大事にした展示を心掛け、照明の当て方など見せ方にもこだわって開催しました。

▲今年度行った「アール・ブリュット展」

 

どんなメンバーで活動しているのでしょうか?

主に長岡地区の社会福祉に関する職業に就いている若手の職員で組織しています。

メンバーはそれぞれ、さまざまの分野で働いているので、事例検討会等を行うと、違う視点からの意見が得られ、とても参考になります。

 

◆周囲の反応や、やっていてよかったことを教えてください

私たちの活動の軸である事例検討会は、福祉といえども高齢、障害、児童と多岐にわたっておりますので普段関わりの少ない分野の事例やテーマにも触れることができ、非常に効果があると感じております。

また、和太鼓演奏やアール・ブリュットなどは福祉に関わらず何百人の方から参加いただいていますので、幅広く市民の方の評価をいただいていると感じております。

特にアール・ブリュット展では、作品を世に出すことで、作者本人の自信にもつながりますし、親御さんにお子さんのいつもと違う輝き改めて知ってもらう良い機会にもなっています。

 

◆今後の活動を教えてください
引き続き事例検討会や研修会に関する活動は軸にしながらも、瑞宝太鼓の誘致やアール・ブリュットなどの活動は続けていきます!特に2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて長岡を盛り上げていきたいと考えております。

 

 

 

新風吹かす福祉系若手ネットワーク、なうネット長岡さんは、らこって1月号で紹介しています。