2018.12.06

地域をよくするウワサのあの人にインタビュー!【山城 時生 さん】

市民活動に取り組む団体には、状況を整理して舵取りをする人、実行部隊として目的を着実に遂行するのが得意な人、ユーモアでみんなを和ませるムードメーカー、ピンチの時には、スポット的に手を貸してくれる存在も現れたりと、色々な人が関わって成り立っていることが多くあります。

それぞれの人たちが、自分の生活の中で活動に充てられる時間や能力を提供し、様々な形で関わっています。

では、実際にどんな人が、どのように活動に関わっているのでしょうか。
活動を支えている「あの人」を訪ね、活動の実際のところをアレコレ伺ってきました。

 

今回ご紹介するのは、学業とボランティア活動の二足のわらじを履く大学生さん、山城時生さんです!

楽しみながら地域の困りごとを手助け
地域から学ぶ「学生」としてのボランティア活動のススメ

山城時生さん 〈21歳/大学生〉 地域活動ボランティア

 

長岡大学に通う山城さんは、学業やサークル活動に勤しむ一方で、地域のボランティア活動にも積極的に取り組んでいます。「困っている人を手助けするのは当然のこと」という考えから、困りごととあればフットワーク軽く駆け付けます。

▲ボランティアに出会うきっかけとなった鯉江先生のゼミに所属。地域コミュニティの振興に取り組んでいます。

そんな山城さんですが、大学入学前は人見知りがちで交友関係は広い方ではなかったそう。もっと沢山の人と親交を持ちたいと思っていた折、授業の一環でボランティア活動に出会いました。「ボランティアを通して、それまで関わりのなかった幅広い世代の人と交流できました。相手が私を頼ってくれることが嬉しかったです」。授業を終えてからも活動を続けようと、長岡市山通地区の児童館が募集していたボランティアに自らチャレンジ。それ以来、山通地区には継続的に関わり続け「山通地区雪合戦大会」や地区の敬老会などのお手伝いもしました。今では、何かあれば地区住民から山城さんへ連絡があるほどの間柄です。
 

▲手伝いに駆け付けた山通地区の敬老会。地域の人々から頼りにされたり、交流を深めたりすることも学生生活ではなかなか味わえない経験です。

「ボランティアをきっかけに交流の幅を広げたり、初めての経験をしたりと、見識などそれまで私に無かったモノを得られることが楽しみです」。そう話す山城さんにとって、山通地区の人々は先生のような存在なのだとか。「皆さんからは特に『相手のことを考える姿勢』の大切さを学びました。現場では、相手が何に困っているか察する力が重要ですから」。3年生の山城さんはそろそろ就職活動が気になるころ。ボランティア活動を通して培った、状況を把握して必要とされている行動をとるチカラを活かして、将来は困っている人に必要な情報を届ける仕事に就きたいそう。自身の強みを次のステージでも存分に発揮してもらいたいですね。

▲平成30年の悠久祭では広報部長を担いました。現場がスムーズに動けるよう入念に段取りを組むなど、ボランティア活動での経験や学びが学内活動にも活かされています。