2018.12.11

活動PichUp!<長岡金春会>

長岡市内で活動する団体を訪問!今回は、長岡に培う「能」の文化を後世へ伝承する、長岡金春会さんからお話を伺いました。

 

◆どんなことをしている団体ですか?

長岡金春会は、六つの会があり謡や仕舞を練習し、発表会や祭り・神社の奉納謡などに出演しています。謡は、結婚式や新築祝いなどで鶴亀が謡われてきました。練習では、曲の背景や歴史、登場人物を習っています。

 

◆活動を始めたきっかけ、これまでの歩みを教えてください

長岡地域は、長岡藩主が代々能楽に堪能であり、庶民の間でも小謡が盛んであったくらい広く能楽を楽しんでいた地域です。長岡金春会は、1926年(大正15年)に発足され、創立記念式典も実施されました。

 

◆どんなメンバーで活動しているのでしょうか?

最盛期には14の会で構成され、会員200名を超えていましたが、近年趣味の多様化に伴い会員は減少傾向です。現在は6つの会と個人会員で構成し、30名の会員で活動しています。

 

◆周囲の反応や、やっていてよかったこと、大変だったことを教えてください

一般市民が古典芸能を無料で鑑賞できる機会を提供しています。ご覧いただいた方々からは好評を得ていることが励みになっています。好評を得るための苦労としては、能を知らない方でも分かりやすくする工夫をすること。能楽は古い言葉・和歌等で構成され夢物語で消えてしまう物語が多いので、理解して観て頂くためにステージ脇にナレーションや文字などをプロジェクターで投影しています。1つ1つのスライドをつくることは大変ですが頑張っています。

 

◆今後の展望を教えてください

長岡金春会は、無料で鑑賞して頂く機会を今後も提供していきますので、是非ご来場いただき楽しんでいただきたいです。

 

「長岡に培う『能』の文化を後世へ伝承する」長岡金春会さんは、らこって12月号で紹介しています。