2018.01.18

地域をよくするウワサのあの人にインタビュー!【和田 孝子さん】

市民活動に取り組む団体には、状況を整理して舵取りをする人、実行部隊として目的を着実に遂行するのが得意な人、ユーモアでみんなを和ませるムードメーカー、ピンチの時には、スポット的に手を貸してくれる存在も現れたりと、色々な人が関わって成り立っていることが多くあります。

それぞれの人たちが、自分の生活の中で活動に充てられる時間や能力を提供し、様々な形で関わっています。

では、実際にどんな人が、どのように活動に関わっているのでしょうか。
活動を支えている「あの人」を訪ね、活動の実際のところをアレコレ伺ってきました。

 

今回ご紹介するのは、地域を支え一緒に盛り上げるみんなのお母さん、和田孝子さんです!

 

若者が活躍する裏に地域の母の支えあり!
地域を愛する気持ちが人を動かしまちをつくる
和田孝子さん 〈66歳/主婦〉 与板地域委員、よいたコミュニティ協議会

 

夫の仕事の関係で県内を転々としてきた和田孝子さんは、与板地域へ来て30年。初めは長くいる予定ではなかったはずが、与板を知れば知るほど惹かれていき、気づけば離れられないほど大好きに。今では与板を盛り上げる人々のサポーターとして地域を支えています。


▲よいたコミセンで不定期開催の「こみせんcafe」。既存スペースを活かした集いの場を提供中。

小さい頃は内気で人の輪に入るのが苦手だった和田さんですが、子育て中にいろいろな地域を転々としてきたことで、自分から一歩を踏みこむ度胸が身についたそう。子育てと共に磨かれた社交性を活かし、平成17年、ボランティア団体『好きらて与板』に加入。好きらて与板には与板好きが集まっていて、その時の出会いが今の自分に影響しています。町のごみ拾いや楽山苑のライトアップイベントなどのお手伝いをしながら、自ら地域の人たちと関わりを求めるようになっていきました。

声をかけてもらったイベントには必ず参加し、情報紙を見て気になるイベントがあれば市内どこにでも足を運びます。「ほかの地域のイベントにいくと、与板でもマネできないかな…とついつい考えてしまいます」。


▲和田さんが大好きな「楽山苑」。夢は楽山苑を活用した歴史的な結婚式を再現して、住民みんなで新婚夫婦を祝うこと。


現在、地域活動を支える側となった和田さんが大切にしているのは、地域の人たちとのコミュニケーション。町を歩けば老若男女問わず誰にでも気さくに声をかけ、話しかけられることもしばしば。最近では若い世代から新たな取り組みの相談をされることも。

「若い子に頼まれるとなんでも協力してあげたい。みんな自分の子どもみたいなものよ」と大きな心で受け止めてくれる安心感が和田さんの魅力です。この安心感が与板で新たな取り組みが生まれる原動力のひとつとなっているのかもしれません。


▲参加したイベントは誰よりも楽しむ和田さん。与板キャンドルナイトで初体験したフラダンスでは気がついたらステージに。