地域活動を支える企業をご紹介!
駐車場・トイレなどの一般開放
会社を地域に“ひらく”ことから
杉山工業株式会社
▶企業の概要を教えてください
創業以来80年以上にわたり金属製品の加工販売を行ってきました。和島地域に本社を置き、キッチン設備などを取り扱っています。創業当初は燕市で主に洋食器づくりをしていましたが、縁あって和島地域に工場建設、そして本社機能を移設して現在に至ります。
創業:昭和7年 設立:昭和27年 資本金:41,000,000円 社員:100名
▶どんな取り組みをしていますか?
本社のすぐ近くを拠点に活動する市民活動団体「椿の森倶楽部」がイベントを行う際に、本社の駐車場とトイレを一般開放したり、野菜の洗い場を提供しています。これまで一般開放してきたのは 主に休業日で、社内が慌ただしくないので大きな負担や混乱もなく続けられています。
▶活動を始めたきっかけ、これまでの歩み、目的を教えてください
市民活動団体から依頼があったことがきっかけですが、普段から本社のすぐ目の前で活動していることもあり、世間話を交わしたり休憩がてらに一緒にお茶を飲んだりといった交流は数年前から続いていました。そんな関係性の延長から少しでも助けになればと思い、一般開放を行いました。日々の活動を目にしながら築いてきた信頼関係があってこそですね。
その団体の活動によって地域の景観がきれいに保たれたり、活気が呼び戻ったりしているのでお互い様の気持ちです。いまでは社員がイベントに参加したりもするようになっています。
▶周囲の反応や、やっていてよかったこと/大変だったことなどを教えてください
会社をそのように開放することによる社内の混乱は特に見受けられません。イベントの参加者には小さなお子さんもいたり、田んぼに入って汚れる場面もありますが、社内では平静かつきれいに利用して頂いています。
市民団体の方いわく、駐車場やトイレに関するクレームは特に聞こえなかったそうで何よりです。「応援がなければ今までの活動はできなかった。『綺麗になったなあ』と声を掛けてくれたりいつも気に掛けて貰っていることが、活動の励みになっている」と感謝の言葉を頂きました。
▶今後の展開を教えてください
これからも引き続き気を張りすぎず、持ちつ持たれつ協力し合っていければと思います。今にも増してイベントや普段の活動に社員が参加するようになるといいですね。
会社を地域に“ひらく”ことから「杉山工業株式会社」さんは、らこって2月号で紹介しています。