2019.02.21

活動PichUp!<和太鼓早春の陣実行委員会>

長岡市内で活動する団体を訪問!今回は、「太鼓の音で長岡に春を届けたい」学生主体の演奏会を行う、和太鼓早春の陣実行委員会さんからお話を伺いました。

 

◆どんなことをしている団体ですか?

長岡技術科学大学の「悠久太鼓愛好会つるかめ会」と長岡造形大学の「輪太鼓衆 転太鼓舞」2つの学生サークル有志が集い、毎年1回和太鼓演奏会を開催しています。今年は3月3日(日)に第18回目をアオーレを会場に開催。メンバー全員が運営に関わるという方針のもと、5月から毎月会議を重ね、手作りでイベントを行ってきました。地域の人との関りも大切にしており、運営アドバイスももらっています。また、演奏会前には和太鼓に触れるワークショップも行い、参加者とのコミュニケーションにも積極的です。

 

◆活動を始めたきっかけ、これまでの歩みを教えてください

早春の陣の始まりは、関原火焔太鼓に取り組むメンバーが、自分たちの自己満足を目的に始めたことから。2回目の開催からは、地域に開いたイベントにしようと、和太鼓の体験会を取り入れました。会場は、ずっと小学校の体育館を借りて開催してきましたが、ここ5年ほどはアオーレで開催しています。お客さんか来場しやすく、演奏もしやすい会場です。

早春の陣では、毎回テーマを設けているのですが、今回は「地域の和太鼓文化の醸成」としています。これは、つるかめ会も転太鼓舞も、日頃市内外のイベントで演奏させてもらうことが多く、地域の人たちにお世話になっているので、その感謝を早春の陣という場で表したいという思いからです。地域の人に太鼓で春の訪れを伝え、元気を届けたいという気持ちで開催しています。

 

◆どんなメンバーで活動しているのでしょうか?

長岡技術科学大学と長岡造形大学の輪太鼓サークルの有志が実行委員会メンバーで今回は42名が在籍しています。実行委員会に入る条件は、何かしらの運営に関わることで、それぞれが、演出、広報、ワークショップ、会場管理、会計、統括の担当を持っています。実行委員長、副実行委員長は立候補制。私たち学生にとって早春の陣は、イベント運営を実践する貴重な機会です。

 

◆周囲の反応や、やっていてよかったこと、大変だったことを教えてください

演奏を聞いた来場者から「良い曲で元気が出ました」と感想をもらうことがあり、とてもやりがいを感じています。

また、自分たちにとっても和太鼓を通して、刺激、出会いなど掛け替えのない機会を得ています。

 

◆今後の展望を教えてください

春の風物詩として定着するように、これからも長岡のまちに「春を届ける音」を轟かせていきたいです。でも、つないでいく後輩たちには気負わずにやってほしいとも思っています。休む年があったり、終わってしまうことがあっても仕方がないとも思います。太鼓の楽しさ、自分たちでイベントを作り上げる楽しさ、つないでいくことなどに魅力を感じて実施されていくといいですね。

 

「太鼓の音で長岡に春を届けたい」学生主体の演奏会を行う、和太鼓早春の陣実行委員会さんは、らこって2月号で紹介しています。