地域活動を支える企業をご紹介!
軽作業を福祉事業所に発注
大地創造職人 反町敏彦
▶企業の概要を教えてください
4代続く専業農家であり、主にお米を生産していました。どうせ生産するなら、安心安全で美味しいものを生産したいと、農薬・化学肥料を減らした特別栽培米の生産を行っています。また、平成元年からは、「しいたけ」「なめこ」の生産販売を始め、2年前より「きくらげ」の生産も行っています。
▶どんな取り組みをしていますか?
これまで中学校の職場体験の受入れや、学校田の栽培協力を行ってきました。農業でも社会貢献ができないかと思っていた時、福祉作業所に出会いました。仕事を発注することで利用者の賃金につながることを知り、昨年からきのこを入れる商品袋のシール貼りを発注しています。
▶活動を始めたきっかけ、これまでの歩み、目的を教えてください
知り合いの紹介で、学校田の栽培協力を始めました。(現在は終了)また中学校の職場体験の受け入れをし、農業に興味のある若者の受入も行っています。平成30年からは知り合いの紹介で福祉作業所にお仕事を依頼しています。
仕事を発注することで、喜んでくれる人が増えるというのは本当にうれしいことです。
▶周囲の反応や、やっていてよかったこと/大変だったことなどを教えてください
中学校の職場体験の受け入れをした子が現在大学生となり、農業を専攻し学業に励んでくれています。職場体験をきっかけに農業に興味を持ってくれ、未来の担い手になっていることが本当にうれしいです。現在でも時々遊びに来てくれたり、農業に関して相談をしてくれたりする彼の成長が楽しみです。今年度始めた福祉作業所への軽作業の発注は、やってみて本当に助かっています。小さな活動が少しでも社会の役に立っているのであれば、うれしいことですね。 |
▶今後の展開を教えてください
これからも安心安全なお米やきのこの生産を行っていきたいです。そのうえで地域に根差した福祉活動や学校教育のお手伝いなどできる範囲ですが、地域活動を行っていきたいです。
軽作業を福祉事業所に発注する「大地創造職人 反町敏彦」さんは、らこって2月号で紹介しています。