2019.04.04

地域をよくするウワサのあの人にインタビュー!【星野 信一 さん】

市民活動に取り組む団体には、状況を整理して舵取りをする人、実行部隊として目的を着実に遂行するのが得意な人、ユーモアでみんなを和ませるムードメーカー、ピンチの時には、スポット的に手を貸してくれる存在も現れたりと、色々な人が関わって成り立っていることが多くあります。

それぞれの人たちが、自分の生活の中で活動に充てられる時間や能力を提供し、様々な形で関わっています。

では、実際にどんな人が、どのように活動に関わっているのでしょうか。
活動を支えている「あの人」を訪ね、活動の実際のところをアレコレ伺ってきました。

 

今回ご紹介するのは、音楽でまちを元気にするシンガーソングライター、星野信一さんです!

 

川口を音楽のチカラでもっと元気に
自分のためだったことが地域のためにもなる!

星野 信一さん 〈48歳/団体職員〉 KAWAROCK、川口あおり太鼓指導者

 

「音楽のない人生は考えられない」という星野信一さんは、川口地域で「音楽でまちを元気に」を合言葉にイベント企画や音楽スクールを行うKAWAROCKの代表です。

星野さんが現在の活動を始めたきっかけは、PTA有志バンドの練習を見ていた地域の人から、音楽イベントをやってみないかと誘われたこと。イベント開催に向け出演者を探していると、実は川口には音楽好きが実はたくさんいることを知り、KAWAROCKを結成。2016年に活動を始め、3度のイベント企画と、1度のイベント出演を果たし、思わぬ反響に驚いたそうです。「最初は地域おこしとか全く頭になく、自分たちが好きなことをやっているだけでした。しかし地域の方から感謝の言葉をいただき、音楽でまちを元気にする可能性を感じました」。

 

 

 

 

 

 

 

 

▲昨年11月に開催した「秋フェス2018」。中学から高校までギターを教えてくれた師匠も、一緒に地域を盛り上げる仲間のひとりです。

 

星野さんのこだわりは、誰もが気軽に音楽に触れられる場をつくること。そのため、イベントも音楽スクールも無料で行っています。「今まで音楽を続けてきて、仲間が出来たり、親子の絆が深まったりと、たくさんの喜びを得ました。音楽に触れる機会を提供することで、地域の人にも聴く喜びや表現する喜びを伝えていけたらと思っています」。

 

 

 

 

 

 

▲東京でライブをする星野さん(中央)。好きなシンガーの影響で、ステージではマラカスを多用していたそう。

 

今では地域のイベントに引っ張りだこのKAWAROCK。「地域のお年寄りに『フジロックは知らないけどKAWAROCKは知っているぞ!』と言われて笑っちゃいました。でもそれだけ地域の人に自分たちの音楽が届いている証拠なので嬉しかったですね」。音楽活動をすることで、星野さん自身も地域の方々から元気をもらっています。今後は川口地域を飛び出してのイベント開催も検討している星野さん。「これからも細く長く続けるのが目標です」。

 

 

 

 

 

▲昨年初めて息子さんとフジロックへ。音楽を通じて息子さんとのコミュニケーションも増えています。