2019.05.08

地域をよくするウワサのあの人にインタビュー!【桑原 瑠奈さん】

市民活動に取り組む団体には、状況を整理して舵取りをする人、実行部隊として目的を着実に遂行するのが得意な人、ユーモアでみんなを和ませるムードメーカー、ピンチの時には、スポット的に手を貸してくれる存在も現れたりと、色々な人が関わって成り立っていることが多くあります。

それぞれの人たちが、自分の生活の中で活動に充てられる時間や能力を提供し、様々な形で関わっています。

では、実際にどんな人が、どのように活動に関わっているのでしょうか。
活動を支えている「あの人」を訪ね、活動の実際のところをアレコレ伺ってきました。

 

今回ご紹介するのは、地元愛にあふれた小国の若きホープ、桑原瑠奈さんです!

 

大好な小国に恩返し。人を癒し地域全体を豊かに!
桑原 瑠奈さん(23歳)/ビューティーアドバイザー

エステや化粧品の販売を行うビューティーアドバイザーとして働く桑原瑠奈さんは、物心ついた頃から小国が大好き。ご両親が共働きで、祖母や地域のお年寄りに面倒を見てもらうことも多く、地域の温かみを感じて育ったことがその要因だと振り返ります。地域の方々に愛されて育った桑原さんは、地域の方々に恩返しがしたかったため、始めは介護の道を選びましたが、自分のペースで一人ひとりと向き合いながら、心と体のケアができる仕事をしたいと考えるように。そこで一念発起して美容の道に転職。「転職後、地域の方に『美容のお店を小国に出したらいいじゃない。お店ができたら行くよ』と言われ、お世話になった皆さんが元気なうちに、自分のお店を開き恩返しすることが目標になりました」。

桑原さんは仕事としてだけでなく、小国内での地域活動に参加する機会も増えており、地域の祭りでの出店や、福祉施設でのボランティア活動としてマッサージをしています。「認知症の方でも癒しの時間は記憶に残るようにで、私にできることで心と体のケアが出来ているのを実感しています。この仕事を選んで良かったなと思います」。また、小国で活動してみて新たな発見もありました。「イベントには予想以上にお子さんも多く来てくれます。子どもたちが小国で働く選択肢が広がるきっかけになったらいいなと思うようになりました」。

▲小国でのイベントは普段の仕事とはまた違った経験ができる貴重な機会となっています。

将来的には多機能な癒し処をつくるのが夢だと話す桑原さん。「小国の人たちの得意なことを集めた地域のお茶の間的な場所が出来たらいいなと思っています。また、小国は何もないよねと言われることも多いので、自分にできることで豊かにしていきたいですね」。