2019.05.21

地域をよくするウワサのあの人にインタビュー!【青柳 忠浩さん】

市民活動に取り組む団体には、状況を整理して舵取りをする人、実行部隊として目的を着実に遂行するのが得意な人、ユーモアでみんなを和ませるムードメーカー、ピンチの時には、スポット的に手を貸してくれる存在も現れたりと、色々な人が関わって成り立っていることが多くあります。

それぞれの人たちが、自分の生活の中で活動に充てられる時間や能力を提供し、様々な形で関わっています。

では、実際にどんな人が、どのように活動に関わっているのでしょうか。
活動を支えている「あの人」を訪ね、活動の実際のところをアレコレ伺ってきました。

 

今回ご紹介するのは、縁を結ぶCafeマスター、青柳 忠浩さんです!

 

 

地域にない自分でつくろう!縁介上手な育む交流のならマスターが場
青柳 忠浩さん(59歳)

 

越路にあるまちの駅、森の仲人「千の森」。木々に囲まれた古民家を改装したこの場所には、カスペースと様々な活動で使える鏡張りのホールや和室、ミニ図書館などがあります。ここを訪れる人からマスターと呼ばれ親まれているのが代表の青柳忠浩さんです。太極拳やヨガなど現在10こあまりの教室がここを会場に開催されており青柳さん自らも参加者として楽しんでいます。


▲千の森を拠点として稽古する民謡すみれ会に自らも所属。興味のあることには夢中になってチャレンジしている青柳さんです。


子どもから年配の方まで幅広い年代の人が集う千の森は、青柳さんの想いが込められた場です。「家庭でも社会全体でも世代間交流の機会が少なくなる中で、立ち場や性別、年齢に捉われない場に必要性を感じてきました。そこで空手や書道といった伝統文化に携わる人や演奏家やクラフト作家などを先生にして人が集うことで新たな出会いが生まれる場をつくろうと思ったんです」。そこで、気軽に集えるカフェスペースを併設した交流拠点を構想していた時、好条件の空き家と巡り合い、長年勤務してきた仕事を51歳の時に退職。家族や周囲の協力を得ながら、自らの手で想いを形にするべく一歩踏み出しました。

人と関わり、楽しむことが好きだと話す青柳さんの得意技は仲人役。千の森をはじめてからの7年間、マスターとして訪れた人たちをつないでいます。仕事体験で通っていた学生が千の森でフルート教室と出会い、発表会を開催するに至ったそう。「出会いは可能性でいっぱい。新たな世界と出会うきっかけになれたらいいですね」。

さらに還暦を目前にし、「これからが自分自身を最大限に表現できるステージ!顔晴(がんば)ります!」とこれからを熱く語る青柳さん。今後も楽しみな長岡のホットスポットです。