市民活動に取り組む団体には、状況を整理して舵取りをする人、実行部隊として目的を着実に遂行するのが得意な人、ユーモアでみんなを和ませるムードメーカー、ピンチの時には、スポット的に手を貸してくれる存在も現れたりと、色々な人が関わって成り立っていることが多くあります。
それぞれの人たちが、自分の生活の中で活動に充てられる時間や能力を提供し、様々な形で関わっています。
では、実際にどんな人が、どのように活動に関わっているのでしょうか。
活動を支えている「あの人」を訪ね、活動の実際のところをアレコレ伺ってきました。
今回ご紹介するのは、頑張る若い世代を後押しする盛り上げリーダー、櫻井 恵さんです!
仕事の延長から地域活動に 公私両面から地域を盛り上げる!
櫻井 恵さん(41歳)
三島地域で昔ながらの手づくり味噌や、漬物を製造販売する柳醸造株式会社に勤める櫻井さんは、三島地域の若い世代が自分たちで楽しみながら地域を今よりも面白く、元気にすることを目的として活動する『ともぷらす』のメンバーです。
ともぷらすに加入したきっかけは、2017年にながおか・若者・しごと機構が主催した『みしま若者会議』に参加したこと。「三島の企業からも参加してほしいと声をかけられ、若い世代が地域に出ていくことを推奨する社風だったこともあり仕事の延長で参加してみました」。最初は地域を良くしたいというよりも、仕事のアイディアをもらえたらと思っていたそう。しかし、そこでの出会いが櫻井さんを変えました。「若者会議に参加してみると、三島が大好きな人、三島を盛り上げたい人たちがたくさんいることを知り驚きました。このメンバーとなら楽しいことができそうと思い、仲間になりました。
今では頑張っている若い子たちを助けてあげたいという思いが強いです」。ともぷらすでは、食品会社勤務を活かし、イベントの飲食出店の調整等を担当する食べるチームに所属。イベントにも会社のブースを設け、会のメンバーから意見をもらった商品の販売も行っています。
▲ともぷらすのイベントの後の慰労会も楽しみのひとつ。年代気にせず盛り上がれるのがいいところです。
「母のような気持ちで世話を焼かせてもらっている」と話す寛容な櫻井さんですが、自分よりも若い世代のアイディアに衝撃を受けることも。「会議で出てくるイベント案が斬新すぎてつい反対してしまうこともあります。でも、いい刺激になることが楽しい理由のひとつでもあります。斬新な企画も実現できるよう、力を貸していけたらと思っています」。