2019.09.12

活動PickUp!<Good Rice Field 与板>

長岡市内で活動する団体を訪問!今回は、与板の良い田んぼを次代に継承、Good Rice Field 与板さんからを伺いました。

 

◆どんなことをしている団体ですか
名前の由来は、『グッド ライスフィールド』=『良い田んぼ』=『よいた(与板)』となり、地元になくてはならない存在を意識して活動している団体です。 活動内容は、地元与板小学校での、稲作体験の指導、野菜栽培の指導など、子供への食育をはじめ、農業に対しての興味を育ててます。 また、地元のイベントでの出店、協力など、地元に関わる部分での農業の発信をしています。 県外にも、新潟長岡与板の情報発信や、取引などを積極的に取り組んでいる最中です。

 

◆活動を始めたきっかけを教えてください
元々、与板には農業後継者がほとんどいなかったのですが、私含め、何人か一般社会人から就農した為、与板でも若手の会を作りたいと先輩農家の方からの発案で結成しました。 最初は何をしていいのかわからない事も多く、ただただ若手農家の集まりでしかなかったのですが、県外へのPR活動や、地元のイベントに積極的に参加する事で知名度も上がり、声もかけてもらえるようになり、また、与板の農業の担い手として、先輩農家の皆様に安心してもらえるようになりました。

 

◆どんなメンバーと活動しているのですか?
もちろん全員農家で、稲作農家がほとんどです。 年齢は、30代〜40代で構成されていて、全員が農業後継者です。現在は6人で活動しています。

 

◆周囲の反応や、やっていてよかったこと、大変だったことなどを教えてください
地元に若手の農業後継者がいるというだけで、先輩農家からは安心感があるようで、何かとメンバーに声がかかるようになりました。 また、農業以外の所からも、農業に関わる部分での協力依頼が増え、やりがいも出てきました。 ただ、問題も無いわけではないです。 関東へ飛び込み営業した時は門前払いが当たり前。イベント出店した時は、相手にもされず、大赤字で帰ってきた事もありました。 また、この会の発起人の1人が、自ら命を絶つ事件があったりと、道は平坦ではありませんでした。 しかし、その方の熱い思いや、私に対する厳しい指摘はしっかりと受け取っていますので、天国からしっかり見ていてくれていると思いながら、頑張っています。

 

◆今後の活動を教えてください
一番の目標は、この会を一つの会社にする事。 生産組合ではなく、株式会社にして、地域、社会から認知された、地元与板の農業を守る組織としてやっていきたいと考えています。 名実ともに、与板の農業を後継、発展。子供たちが農業に興味を持ってくれて、「自分も農家になりたい」と思ってもらえるようなキッカケになれればと思っています。

 


与板の良い田んぼを次代に継承「Good Rice Field 与板」さんは、らこって9月号でご紹介しています。