2019.10.28

「失敗なんてない」。一歩踏み出す勇気が出る心の持ち方|内藤純子さん【インタビュー】

市民活動に取り組む団体には、状況を整理して舵取りをする人、実行部隊として目的を着実に遂行するのが得意な人、ユーモアでみんなを和ませるムードメーカー、ピンチの時には、スポット的に手を貸してくれる存在も現れたりと、色々な人が関わって成り立っていることが多くあります。

それぞれの人たちが、自分の生活の中で活動に充てられる時間や能力を提供し、様々な形で関わっています。

では、実際にどんな人が、どのように活動に関わっているのでしょうか。
活動を支えている「あの人」を訪ね、活動の実際のところをアレコレ伺ってきました。

 

今回ご紹介するのは、子育て関係のイベントを開催する、内藤純子さんです!

 


 

 

「失敗なんてない」。一歩踏み出す勇気が出る心の持ち方/内藤純子さん

 

「子どもは完璧じゃない。だからといって親の私が完璧な訳でもない。子どもより“できること”がほんの少し多いだけ」と話す内藤純子さんは、3人の男の子を育てるお母さんです。


▲最近の内藤さんのマイブームは、お子さんとの農作業。「畑も子育ても、思い通りにならないから面白いです」。

未満時を預けて働く環境が整っていない現状を伝えようと「子ども・子育て会議」に出席して以来、様々な子育てイベントに参加してきた内藤さん。
「周りの人たちが子育て中のママを支えることだけではなく、ママたち自身がSOSを出せることも大切だと感じました」。その思いを実現するため、今年の9月にイベント開催に挑戦。自身が参加した『♯不登校は不幸じゃない』というイベントの内容を共有する会を、同じ思いを持った方と共同開催しました。


「小さくても、同じ境遇の人同士が繋がり、本音を吐き出せる場所があるっていいなと思いました」。内藤さんは自分でイベントを開催することに大きな不安を感じなかったそう。「不安はあって当たり前。失敗したら失敗したときに考えればいい。失敗したということは挑んだということ。あとは手直ししていくだけ」。

 

この前向きな考え方を教えてくれたのは、自身のお子さんたちだと言います。「子どもたちは、できないこともいっぱいあるけれど懸命に生きている。この世に生まれてきて、初めて歩くようになるまで転んでも何度も何度も挑戦する…。我が子の成長していく姿に私がいつも勇気をもらっています」。

 

言葉の端々から周りの人を受け入れる懐の深さが垣間見える内藤さん。「出来ないときも、逃げるときもあってもいい。自然と何かしたくなるときが必ず来るから人と比べる必要もない。無理に頑張らなくてもいいと思うんです」。

 


子育て関係のイベントを開催する、内藤純子さんは、らこって2019年10月号でご紹介しています。