2019.11.15

市民活動・虎の巻|始めてみよう、市民活動

どんな取り組みにも課題は付きもの!地域活動の実践者に聞く、ノウハウコラムです。
試行錯誤を重ねて、自分たちなりの答えを築いてきた一歩先ゆく団体の取り組みにはヒントがたくさん。
これを読めば、みなさんの活動にヒントと勇気が湧いてくるかも!


何か新しいことを始めたいとウズウズしたとき、それを“市民活動”というカタチにする、最も簡単な方法をご紹介。
「新しいことを始める方法」と聞くとなんだか難しそうですが、最低限の手順を踏んで行えば決して難しくはありません。
一人ひとりの気持ちをカタチに換え、多様な活動、多様な団体があふれる長岡へ!

始めようとしている活動にすでに取り組んでいる団体があるかもしれません。
情報を収集したり、既存団体にアクセスしてみることも大切です。
参考になる情報や、協力し合える仲間が見つかるかも?

その団体が何を目的として、どんな活動をするために設立されたのかを整理します。
活動を重ねていくうちに当初の気持ちを忘れてしまうこともあります。
「規約」とまでいかなくとも「なぜ活動するのか」は明文化してメンバー同士共有しておきましょう。

目的を達成するための活動を行う手順を整理します。
次に何を行うか、来年の今頃はどんな規模・内容で活動しているかを常に見据えていれば、目的から大きな脱線はしづらいです。
「活動を続ける」ことも目的にする段階においては、年間計画、収支計画も大切です。

まずは気持ちに共感してくれる仲間を探しましょう。
団体がか掲げる目的と、協力してくれる仲間の目的が必ずしも一致している必要はありあせん。
多様な動機が集まって、結果的にひとつの目的に進む程度がちょうどいいです。

交流イベント「シェア飯長岡」、若者による地域活性化団体「ともぷらす」などいくつかの団体、企画の立ち上げに関わりました。
活動を始めるときは、目的にも関わりますが、自分たちが楽しく無理なく続けられることを意識しています。
その活動を一緒に楽しんでくれそうな人、一緒に楽しみたい人に声を掛けて仲間に巻き込むことで、輪を広げています。
声を掛けた以上は、自分の思惑通りにならなくてもメンバーを信頼して任せることも大切です。

▲大島健さん


本記事は、らこって2019年11月号でご紹介しています。