2020.04.17

市民活動・虎の巻|SDGsと“協働”のかかわり

どんな取り組みにも課題は付きもの!地域活動の実践者に聞く、ノウハウコラムです。
試行錯誤を重ねて、自分たちなりの答えを築いてきた一歩先ゆく団体の取り組みにはヒントがたくさん。
これを読めば、みなさんの活動にヒントと勇気が湧いてくるかも!


『SDGs(持続可能な開発目標)』という言葉を聞いたことはありますか?

SDGsは、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標として、2015年の国連サミットで採択されました。貧困や格差、気候変動など様々な問題に対応する17の目標と細分化した169のターゲットが定められています。

どれも社会に複雑に入り組んだ困難な問題ばかり。だからこそ老若男女の市民、企業、行政が手を取り合う“協働”の仕組みが目標達成には欠かせません。

スケールの大きな話で「私にできることなんて…」と思っていませんか? SDGsが定める解決すべき問題は私たちの身近にもあります。まずは身の回りに困っている人はいないか、地球環境の負担になっていることはないか意識的に探してみましょう。それがSDGs達成の第一歩です。SDGsに向けて動き出していす市民団体や企業はご紹介するようにたくさんあります!

 

『ながおか医療生協フィットネスレインボー健康運動教室』が取り組む、運動を通じて地域に暮らす方々に健康を届けることを目標とする活動は、ターゲットのひとつである高血圧など健康を脅かすリスクの緩和につながっています。

 

『フードバンクにいがた長岡センター』が取り組む、余っている食材を生活困窮者支援施設や児童養護施設等に届ける活動は、食品ロスの少ないまちへ近づけ、一人当たりの食糧廃棄を半減させるターゲットの達成を後押ししています。

 

 

(株)丸共および(株)グリーンリードは枝葉の焼却により発生する熱を電気に換え、野菜の水耕栽培に活用する取り組みをしています。エネルギーの効率的な利用は気候変動の緩和に関する具体的な対策といえます。

 

【Q1】 SDGsについてもっと知りたい!
【A1】 協働センターや国際交流センター「地球広場」では市内の取り組みの情報提供を行っています。協働センターの図書コーナーにはSDGs関係の本もあります。

【Q2】 未来共創補助金は企業も対象になりますか?
【A2】 営利を主な目的とせず、長岡の地域や社会に広く利益をもたらすなど、事業の公益性が認められるかどうかを総合的に判断して決定することになります。

 

 


市民活動・虎の巻|SDGsと“協働”のかかわりは、らこって2020年4月号でご紹介しています。