2020.06.08

住民の力で守る桜並木|桜並木と景観を守る会【活動Pick Up!】

活動Pick Up!|桜並木と景観を守る会

 

長岡市内で活動する団体を訪問!
今回は、『桜並木と景観を守る会』の副会長伊藤文彌さんにお話を伺いました。


◆どんなことをしている団体ですか?

桜並木の保全のため、樹木の下の草刈りや樹木の害虫予防薬剤散布、秋には不要の枝のせん定活動実施している「会」です。

◆活動を始めたきっかけ、これまでの歩みを教えてください

平成天皇御即位と用水路改修工事竣工を記念して、植樹された桜並木を守り育て、次世代に引き継ぎ発展させ、地域の自然環境と景観を保全する目的で、平成23年に「会」を設立し当初20名の会員が現在74 名となっています。

活動範囲は国道116号線マルイ前交差点を中心に県道長岡寺泊線道路沿い、東西2. 5 kmに渡る180 本の八重桜並木です。

◆どんなメンバーで活動していますか?

以前から活動していたCCFの方々と「会」に賛同された団体・法人・個人の会員の方々で活動しています。

運営は総会で活動方針を決定し、夫々の活動には自主的に参加しています。また、活動状況は「会報」を年2 回発行し、会員や地域に配布して情報発信をしています。

◆周囲の反応や、やっていてよかったこと、大変だったことなどを教えてください

平成 27 年から桜並木の対岸の堤防に、菜の花のタネを蒔き、桜の開花時には桜の桃色と菜の花の黄色と周辺の新緑とで、素晴らしい景観を作り出して、車を止めて写真撮影されている場面が見られます。

害虫予防薬剤散布により、周辺の住民からの苦情は無く、そのおかげで秋には紅葉が素晴らしいです。昨年4月には、(公財)日本さくらの会から「さくら功労者」を受賞しました。

◆今後の活動を教えてください

桜の開花時には、手作りボンボリを設置し、会員と地域住民や他の団体とで観桜会を開催し、交流と親睦の輪を広げており、このイベントが「地域町おこし」のいます。

現在、他のグループが地域情報発信活動で作成した「散策マップ」に紹介され、この地域の小学校の学校行事の1 つ、地域の史跡や生産活動や神社仏閣を訪ねる「ふるさと遠足」の行事に組み込まれ紹介されています。

児童たちに、この地域を知ってもらう良いきっかけだと思います。

◆その他(募集中・告知したい・困ったことがある 等)

会員が高齢化してきており、活動行動が鈍くなることを懸念しています。若者への呼びかけとボランテア活動の難しさを感じています。今後この活動が継続して行けるが心配です。

 


“住民の力で守る桜並木”桜並木と景観を守る会さんは、らこって2020年6月号でご紹介しています。