2020.08.28

グローバルな視点でローカルから発信する|グローカルスタイル【活動Pick Up!】

活動Pick Up!|グローカルスタイル

 

長岡市内で活動する団体を訪問!
今回は、『グローカルスタイル』さんにお話を伺いました。

 


◆企業の概要を教えてください

“グローバル視点でローカルから発信する“をコンセプトにエシカルでエスニックなアイテムを販売しています。

ネパール、ベトナムをメインに、ネパールでは鞄や巻物、ベトナムではプラカゴバッグをオリジナルで製造。その他現地の手づくり品の買付も行っています。

創業 2013年 従業員数 2人 ホームページより

◆どんな取り組みをしていますか?

オリジナル商品については“bag to the future”というプロジェクトを付帯させているものがあり、バッグ1点製造につき、約10円(製造代金とは別に)を現地支援に活用しています。

ネパールでは工房で働く家族の子供達への教育支援、ベトナムでは少数民族の医療や家屋の修繕、食料の提供等を行っています。

Bag to the future のプロジェクト以外のアイテムでも、実際に作っている現場や人に会い、現地現地での雇用創出や生活改善に繋がるものを重用視しています。

◆活動を始めたきっかけ、これまでの歩みを教えてください

商いとはそもそも社会に貢献するものである、という前提的な考え方があります。なのでお店としては末永く商売を続けることが一番だと思います。 

その中で、より良いものを作ってお客様に喜んでもらう為に考えた方法が、事業を通じて現地(生産地)支援をすることでした。

グローカルスタイルの商品を作ると、自分達の子供が喜ぶ、大変な生活をしている人たちの暮らしを改善することができると思えば、現地の皆はより私たちの要望や品質を高める協力をしてくれます。

それが巡ってより良い商品になりお客様に喜ばれます。商売も上手くいき、現地の製造も増えたり継続的になります。

SDGsのSである持続的という意味はとても大切だと思います。

◆周囲の反応や、やっていてよかったこと、大変だったことなどを教えてください

支援活動は実行してなんぼ。感情論より実行・成果が重要と考えています。お客様から間接的にでも頂いた支援金を実際にベストな使い方をする為にいつも悩み考えます。

ただ、支援した子供達や村の人たちが喜んで笑顔になってくれた時は、これぞ私たちがやりたいことなんだ!と実感します。

お客様も、買物の楽しさ、それを使う楽しさ、そしてそれが現地の笑顔に繋がっているというスパイスがより満足に繋がっていくのだと感じています。

◆今後の活動を教えてください

今はコロナの影響で当面現地にいく事ができないと思います。また、現地もまだまだ大変な状況です。継続することが何より大切。アフターコロナには現地に行き、現地の現状を把握した上で改善を繰り返していきたいです。

加えて、お店のある寺泊も観光地の1つ。寺泊に来るきっかけの1つである(有り続ける)よう、よりよいお店をつくっていきたいです。

 

 


本記事は、らこって2020年8月号でご紹介しています。