2020.10.14

誰もが気軽に参加できる地域食堂|まちなかコミュニティ食堂【活動Pick Up!】

活動Pick Up!|まちなかコミュニティ食堂

 

長岡市内で活動する団体を訪問!
今回は、『まちなかコミュニティ食堂』さんにお話を伺いました。

 


◆どんなことをしている団体ですか?

誰でも気軽に参加できる月1回の地域食堂です。赤ちゃんからおじいちゃん、おばあちゃんまで、みんなで集まって夕飯を食べ、地域で楽しいひと時を過ごしてもらいたいと考えています。また、会食を通して、つながり合い、支え合い、子ども達が“ここで育ってよかった”と誇れるような地域を目指して、長岡市表町地域で活動を行っております。

◆活動を始めたきっかけ、これまでの歩みを教えてください

表町地域は高齢化やマンション建設などから、核家族が多い地域だと考えています。その中で、地域の顔をみえる関係づくりと、住民同士の支合いができる地域になればと願い設立しました。表町学区にはとらわれない範囲で誰でも気軽に参加できるものとし、将来的には、子ども達への学習支援や高齢者の見守りなど、多世代交流による大人も子どももつながりあえる場を作っていきたいと願い、2019年7月に設立に向けて話し合いをスタートしました。

◆どんなメンバーで活動していますか?

最初は、子ども食堂、地域食堂に興味のある4人で会を立ち上げました。現在ボランティアメンバーも含めると20名ほどで、地域の食生活推進委員の方や子どもを抱えるママたち、地域食堂に興味のある方などが活動しております。2019年11月21日より、会食活動をスタートしましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で2月より活動を自粛しておりました。2020年8月より配食という形で活動を再開。立上げて、3か月で活動を休止してしまったため、参加者もボランティアも再開後参加してくれるのかがとても不安でしたが、皆さん待っていてくださり、再開後はさらにパワーアップし活動を行っております。

◆周囲の反応や、やっていてよかったこと、大変だったことなどを教えてください

とにかくみんなが楽しんでいるし、活動がたのしいです。参加者からありがたい言葉もいただき、活動の励みになりますし、参加者からのボランティア希望や、中学生の協力も得ることができました。

地域の皆さんからの寄付やお声掛けがなによりありがたく、協力の輪が広がっています。

少しずつですが、多世代がつながり地域の顔が見えるようになりました。
こんな時期だからこそ、支え合いが自然にできることが大事だと思います。

子ども食堂というと貧困支援というイメージが強いかもしれませんが、実際貧困に悩まれる方は多くないと思います。それよりも、顔の見える関係を作ったり、会を通してコミュニケーションをとる場を作ることが、お母さんたちに安心感を与え、豊かな子育てができるのではないかと考えています。まだまだスタートしたばかり、スタッフも試行錯誤しながらも楽しんで活動しております。

◆今後の活動を教えてください

メンバーが無理せず、関わりやすい環境を作りながら、活動を続けていきたいです。配食活動になったことで利用者のニーズも変わってきました。しばらくは感染症対策の観点から配食活動で活動を進めていきたいと考えています。今まで以上に、学校やコミュニティセンターなどとも連携し、地域に愛される食堂にみんなで創っていきたいです。

 



本記事は、らこって2020年10月号でご紹介しています。