2021.03.22

地域をつなぐ一針 | さわやか苑長岡藤沢【活動Pick Up!】

活動Pick Up!|さわやか苑長岡藤沢

 

長岡市内で活動する団体を訪問!
今回は、『さわやか苑長岡藤沢』さんにお話を伺いました。


◆企業の概要

当社、クレアメディコ「さわやか苑」は医療、介護、障がい、食事業を展開するアルファスグループで介護事業担っております。長岡市川東地区でデイサービスセンター、小規模多機能、訪問介護、居宅介護支援、サービス付き高齢者向け住宅を、川西地区でデイサービスセンター、小規模多機能、居宅介護支援、サービス付き高齢者向け住宅を運営しております。また、新潟市、三条市、見附市、柏崎市、小千谷市で計35事業所を運営し、地域の人たちがいつまでも元気に、健康的な生活を安心して送ることができるように、プラスαの新発想で、地域に貢献しています。
創業:25年
従業員数:340名(令和2年12月末現在)

◆取り組み(社会貢献活動の内容)

さわやか苑長岡藤沢では、ご利用者様のケアの一環として雑巾縫いをしています。細かい手作業を行うことで認知症予防や、趣味や得意なことを活かすことで「楽しみ」や「やりがい」を感じていただき元気に生活できるよう支援しています。また、作成した雑巾を定期的に近隣の小学校に寄付活動を継続しております。
作り上げた雑巾を寄付することで、「やりがい」を更に感じていただき、目的のある活動にしています。毎年、上川西小学校へ出向き小学生からの感謝の言葉を励みに、活動開始から5年を経過した現在も取組を続けています。
現在は月曜日にサービス付き高齢者向け住宅の入居者様、木曜日にデイサービスのご利用者様が活動し令和2年6月からの半年間で300枚の雑巾を縫い上げました。

◆活動を始めたきっかけ、これまでの歩みや目的(社会貢献活動を始めた経緯)

サービス付き高齢者向け住宅に入居者、デイサービスのご利用者様が参加しています。
コロナ禍以前は、ご利用者様のご家族、施設近隣住民、地域老人クラブの方にも活動に参加していただいておりました。

◆周囲の反応や、やっていてよかったこと、大変だったことなどを教えてください

近隣の小学校に平成28年から寄付させて頂き、今年で5年になります。今年は中学校にも寄付させていただきました、5年間で合計2,100枚を寄付させてもらっています。毎回、寄付する際には小学校でセレモニーを開催して頂いています。そこに参加することをご利用者様は楽しみにしています。雑巾縫いをしている時も「雑巾を渡したときの子供たちの顔が忘れられない」と話しながら縫っています。その言葉を聞くと私たちも続けてきてよかったと思います。地域の方からも「雑巾に使って」とタオルを寄付してくれる方もいて大変感謝しております。
また、手先を使うことには、認知症の予防にもなりますし、役割を持つことはご利用者様のやりがいに繋がり元気に過ごしていただけています。その様子を見ると私たちも取り組んで良かったと仕事の喜びを感じる事ができました。

◆今後の展開を教えてください

やりがいを感じていただけるよう継続して行っていきたいと思っています。(継続は力なり)
雑巾が今よりも多く出来るようになったら保育園・幼稚園などにも寄付をさせていただきたいです。
この取り組みを知ってくださり、さわやか苑で作成した雑巾を使っていただけるところがあれば広く寄付していきたいと思います。使って頂ける場所が増えると、ご利用者様のやりがいになり励みにもなります。
これからもさわやか苑では地域の方々との繋がりを大切に、様々な取組を通じて地域貢献していきたいと考えています。



本記事は、らこって2021年3月号でご紹介しています。