2021.07.26

変わらないバイタリティー!! ボランティア活動で地域に笑顔を届ける | 丸橋 玲子さん

地域をよくするウワサのあの人にインタビュー!毎月、市民活動に取り組むプレイヤーをご紹介。活動に関わったきっかけや、どんな役目を果たしているのか伺う中で、活動への多様な関わり方が見えてきました。

変わらないバイタリティー!!

ボランティア活動で地域に笑顔を届ける


丸橋 玲子さん
81歳/ボランティア
1939年長岡市寺泊生まれ。定年退職後に趣味の洋裁、料理などを活かして地域と関わるボランティア活動を始める。

浜大漁(はまたいりょう)をご存知ですか?浜大漁とは、寺泊地域で古くから愛されているご当地競技で、全長1m重さ5kgある手作りの魚のぬいぐるみを2匹、長さ15mほどの網を使って端から端へと送る大玉送りのような競技です。要となる魚のぬいぐるみを現代風にアレンジして作成したのがボランティアの丸橋玲子さんです。

丸橋さんがボランティア活動を始めたのは2000年頃。家族の介護で訪問看護の方々にとても親切に対応していただいて感じた感謝の気持ちを1人でも多くの人に伝えようと決意。会社を定年後にホームヘルパーの資格取得、シルバー人材センターの仕事、更には民生委員となり地域に関わるようになりました。「ボランティアで人の役に立てるのが幸せです。嫌だと思ったことは一度もなく、日々何かしらの用事があることで生活が充実しています」。

その後もボランティア銀行、一人暮らしの高齢者の病院送迎、買い物代行など様々なボランティア活動をしてきました。80歳を超えた今も週1回の配食サービスの調理と配達をしています。地域の郷土料理を作ることはもちろん、新しいメニューも日々開発しているそう。仲間とコミュニケーションを取りながら作ることがとても楽しいそうです。「特に印象に残っているのは、配食サービスの利用者さんが届けたお弁当をスケッチで残していたことです。この喜びを1人でかみしめるのはもったいないと思い、仲間に見せて喜びを分かち合いました」。

丸橋さんが活動で大切にしていることは何事にも挑戦し、失敗してもそれを学びに変えていくこと。最近では地域の方々からの要望に応え、浜大漁で使用する魚のぬいぐるみをアレンジした様々な大きさのものを100匹以上作成し、地元小学校への寄付や近所の子ども達に配られたそうです。「思い立ったらやってみる。仕事が仕事を教えてくれると考えながら、これからも仲間と楽しく活動を続けていきたいです」。いくつになっても衰えることのない丸橋さんのバイタリティーとポジティブな気持ち。その姿勢と心意気で地域に笑顔が広がっていくことでしょう。

 


本記事は、らこって2021年6月号でご紹介しています。