2018.04.10

≪市民活動・虎の巻 ▶ 愛着ある地域プロジェクトの育て方≫

~その課題、私たちはこんな一手、二手、三手、、、を打って切り開いてきた~

どんな取り組みにも課題は付きもの!地域活動の実践者に聞く、ノウハウコラムです。
試行錯誤を重ねて、自分たちなりの答えを築いてきた一歩先ゆく団体からお話を聞きました。
これを読めば、みなさんの活動にヒントと勇気が湧いてくるかも!

 

<課題 その①>
設立当初は「まずは行動」と花々の植付けなどを積極的に行っていたものの、メンバーのほとんどが現役世代で多忙だったことから思うように活動展開せず、次第に停滞気味になってしまいました。

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アクション
完成を急ぐのではなく細く長く続けることが大切と考え「出来る人が、出来ることを、出来るときに」をモットーに、作業内容を小さく単純に分けて気軽に誰でも加われるようにしました。また、堅苦しい会議、責任追及をやめて「失敗してもいいから気楽に」と楽しくポジティブな雰囲気づくりに励みました。

 

<課題 その②>
誰でも関わりやすい“土壌づくり”はできたものの、どうすれば最初の一歩を踏み出してもらえるだろう?地域に愛されるコミュニティガーデンとなるには、子どもから、現役世代、お年寄りまで地域の様々な方から活動に興味を持ってもらわなければいけませんでした。

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アクション
イベントがある際は、活動への興味の有無に関わらず、また昔からの住人も最近引越してきた方にも分け隔てなくご案内するようにしました。特に地域の子どもたちには公園に楽しく親しんでもらいたいと考え、地元小学校の授業のフィールドとして活用してもらったり、年に数回のお祭りでは子どもたちも楽しめるよう、工夫を凝らした出店を企画運営しています。楽しんで活動に取り組む子どもの姿を通して、世代にもこの活動が広がってほしいですね。