2020年5月18日(月)の放送では、桜井ふとん店から
店長の桜井 完二郎(さくらい かんじろう)さんをご紹介しました。
放送音源/第339回【つながるラジオ】桜井ふとん店
東神田1丁目で寝具の製造販売業を営む桜井さん。
古くは明治初期に創業し、完二郎さんのお父様が戦後・昭和23年頃に第二次創業をしました。
新型コロナウイルスの影響でお店に足を運ぶ人が減る中、
マスク不足が叫ばれているのを耳にし、布マスクを作り始めたそうです。
普段から寝具の製造を手掛けているため、豊富にある布の端切れと
確かな縫製技術を活かそうと思い付いたアイディアです。
(桜井さんの奥様がひとつひとつ丁寧に縫っているそうですよ!)
そんな中、今回のナビゲーターであるながおか市民協働センターの福田さんがあげた
Facebookの記事を目にします。
「ながおかマスクプロジェクト」。
提供したい人からマスクを預かり、介護施設などの現場で必要としている方々に
お届けするという事業です。
桜井さんは布の端切れを無償提供し、役立てて欲しいと言います。
「福田さんのFacebookを見て、これはやらねば、と。
布マスクは洗って何度でも使える。
寝具も母からつながったものを直しながら繰り返し使うもの。
母のぬくもりを感じて欲しい」
ご自身でもFacebookを通して布マスクのPRをしている桜井さん。
普段来店しない若い世代のお客さんも布マスクを求めて来ることが増えたとか。
「若い人たちの交流はやっぱり楽しいですよ」
電話越しに話す桜井さんの声はとても若々しく、明るく聞こえました。
文・FMながおか 山田光枝