2021.03.31

第363回【つながるラジオ】あげ家 松兵衛

2020年11月16日(月)の放送では、あげ家 松兵衛から
代表取締役 大橋 剛(おおはし つよし)さんをご紹介しました。

放送音源/第363回【つながるラジオ】あげ家 松兵衛

2015年8月、栃尾大野町に創業した「あげ家 松兵衛」さん。
現在社長を務める大橋さん、実は理系の大学を卒業しています。
母校の実験室にあぶらげを持ち込み、バイオ実験などを繰り返したとか。

「理系の知識から、本当に安心・安全なものをお客様に届けたいと思いました」

特に、ご当地に根付く「在来種大豆」にこだわっているとか。
生産性が悪いという理由で絶滅の危機に瀕している在来種を持ち込み、地元の農家さんからの協力を得て生産を始めているそうです。
さらに、直仕入れをすることで農家さんとWin-Winの関係を築いているとのことでした。

そんな松兵衛さんでは、フードロスの解消と子供達の笑顔のために
3年前から「子ども食堂」への食材提供を始めています。
品質に問題がないものの、色や形が販売規格に合わないものを廃棄せずに無償で提供するそうです。(旧長岡市内であれば、なんと配達まで!)

さらに、新潟市を中心に、料理研究家の松丸まきさんと子育て世代向けの食育活動を行っているとか。
お話を伺っていて、大橋さんは「実際に見て、体験してもらうこと」を大切にしていると感じました。
それを証拠に、あぶらげづくりの現場をガラス張りにして見学できるよう、店舗をデザインしているほどです。

大橋さんは
「最初は父と衝突しながらスタートした事業です。洒落でチャレンジした『洒落ンジ』(笑)に賛同してくれるお客様からの声があると、間違っていなかったんだとやりがいに感じます」
と笑顔で語ってくださいました。

文・FMながおか 山田光枝

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