2021.03.31

第364回【つながるラジオ】NPO法人長岡医療と福祉の里ボランティア連合会

2020年11月23日(月)の放送では、NPO法人長岡医療と福祉の里ボランティア連合会から
副 会 長 小見  誠 (おみ まこと)さん
事務局長 金子 純子(かねこ じゅんこ)さんをご紹介しました。

放送音源/第364回【つながるラジオ】NPO法人長岡医療と福祉の里ボランティア連合会

皆さんは深沢に「長岡医療と福祉の里」があるのをご存じでしょうか。
崇徳厚生事業団が運営する医療機関や福祉施設、そして看護を学ぶ大学などが集まっていますが、ご紹介する連合会はこれらに関連する施設のボランティア導入のためにスタートしたそうです。

近年では時代の流れとともに、ボランティアのニーズも変わってきたため、NPO法人化してからは介護・医療のはざまにある家事援助・付き添い介助などの「えくぼ事業」を手掛けているとか。他にも、中学生や高校生向けの職業体験で人材育成を行ったり長岡市から委託を受け、就労支援準備事業に取り組んだりと多岐に渡る活動を展開されています。

その中で皆さんが大切にしている「自利利他(じりりた)」という言葉を教えて頂きました。
相手の痛みを理解し、相手の喜びは自分の喜びであるという考え方だそうです。

この考え方のもと、新しい事業が始まりました。
呉服町にあるクローバーハウスを借り上げ、地域の居場所づくりとして開設した地域食堂「ごふく食堂」です。
「呉服町」と「五つの幸福」をかけて、名付けられました。
新型コロナウイルス感染症の影響でスタートが遅れていましたが、10月27日、めでたく第1回目をお弁当の配食というスタイルで開催したとのこと。
この日は地元企業や農家さん、フードバンクからの食材提供もあり、47食が提供されたそうです。

スタッフの中澤 典子(なかざわ のりこ)さんは
「コロナウイルス禍での開催でしたが、顔見知りのボランティアさんと会話して笑顔になる方も多かったです。お家で楽しめるようにぬり絵を用意したのですが、喜んでもらえました」
と振り返っていました。

小見さんは
「留学生の居住、子供達の放課後サポート、カフェサロンなど地域ニーズに合わせた情報発信や憩いの場になるよう展開したいと考えています」
と将来を見据えていました。

文・FMながおか 山田光枝

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