2020年12月7日(月)の放送では、一般社団法人 森の演出家協会から
プロデューサー 堀江 謙仁(ほりえ けんと)さんをご紹介しました。
放送音源/第365回【つながるラジオ】一般社団法人 森の演出家協会
本部を東京に持ち、2015年に設立された団体です。
現代人が失いつつある”心の豊かさ”や”生きる力”を体感して頂くために「森活」「人活」「食活」の3つのキーワードに基づいて活動しています。
堀江さんは博多の出身。
幼い頃から身近に森があり、自然と戯れて遊ぶことも多かったとか。
高校卒業後、東京で過ごしているときに転機が訪れます。
武蔵野市でコミュニティーカフェを運営していた頃、友好都市である小国町の住民から、震災のときにお世話になったお礼のイベントをしたいと依頼を受け、初めて小国の土を踏むことになります。
初めての印象は
「右も左も山で、お米をいっぱい作っているところ」
だったそうです(笑)
10年前に初めて小国を訪れた堀江さん。
おぐに森林公園活性化のお手伝いをしているときに東京青梅で森の演出家協会を運営する土屋一昭さんと出逢い、長岡支部を立ち上げました。
実は3年前に小国に移住し、現在は桐沢にお住まいです。
インターネットがあればどこでも活動できることと、小国とのお仕事も増えてきたことで決断したそうです。
「長岡市内には森がたくさんあるのに、活用されていない」
そんな想いを抱いた堀江さんは、国営越後丘陵公園でイベントをスタートさせます。
キャンプや木工スプーンのワークショップ、アースバッグを使った焚き火台作りやそれを活用したBBQなど、まさに「森活」です。
スプーン作りは、実際に森に入り、木の説明を受けてから木を切って加工していくというから本格的です。
「森には元々『活力』があると思います。それを人が活用していくことで、人や食も共に活性化していく循環になれば」と堀江さんは語ります。
現在は小国の一軒家を改装し、拠点づくりにする計画が進んでいるそうです。
ワークショップ形式で大勢の皆さんから参加してもらい、東京と長岡をつなぐ交流イベントも開催したいと展望を聴かせてくださいました。
文・FMながおか 山田光枝
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