長岡市内でSDGsに取り組む方たちを訪問!
今回は、『株式会社ナレッジライフ』さんにお話を伺いました。
◆貴社の概要を教えてください
創業が2004年で、「人と街と地球にやさしい家」気候風土に適応し永く住み継いでいける、そして心も暮らしも豊かになるような国産木材と自然素材を使った新築注文住宅を建てている工務店です。新潟市と長岡市(ピュアビレッジ長岡 長岡市新陽2丁目6-1)にモデルハウスを構えています。
◆SDGsの目標達成に向けて、どんな取り組みをしていますか
・ゴール 12/14/15
全棟で国産木材を使用。これからの未来、サスティナブル(持続可能)な社会を実現するにあたって、日本の山に今ある、伐採期を迎えている木材を無駄なく使うことが何より大事です。弊社としては、日本の豊かな森林資源を無駄なく活かし、国産材・林業の価値向上や啓蒙、山林の保全・循環を促すため、国産無垢材はもちろん、国産集成材など選択肢を広げて活用しています。
また、展示場では建築中に出てしまう木の端材をDIYや薪ストーブの焚付け材としてオーナー様に活用していただけるように配布しています。
・ゴール 3/7/9/11/12/13
エネルギーコストの上昇や気候変動、建物の老朽化などに備えた、永く住み継いでいける住まいを提供し、資産価値の向上と持続可能性を高め、次世代へ継承され続いていく住まいの普及・発信に努めています。例えば、
-住む人や地球にやさしい建材を使って家をつくる
-陽の光、風通し、季節ごとの変化など自然のエネルギーを活かし、自然と共生する建築的工夫とエコ設備システムを融合させる など
その他、読まなくなった本や雑誌を交換し合い、知識や教養をシェアする「ぐるぐるBooks」や、
地域創生プラットフォーム「SDGsにいがた」への参加等も取り組みのひとつです。
◆SDGsの目標達成に向けての活動を始めたきっかけ、これまでの歩み、目的を教えてください
2014年に環境活動の取組の視察で北欧に行ったのがきっかけになりました。2014年はまだSDGsはではなくMDGsの時代で、発展途上国の様々な課題をどうするか、が中心でした。
スウェーデンの首都ストックホルムでの研修で「ナチュラルステップ」という団体の代表を務めるカールロベール博士の講義を聞いた時に、これはすごい話だな、と思いました。持続可能性、サスティナブルライフな世界を造るにはどうするか?の内容でした。その後2015年にSDGsが発表され17のゴールを見ました。その後、社内で勉強会を開き、我々はどのように取り組むかを話し合いました。
住宅をつくる仕事は環境に対して大きな関わりがあります。取組むべき内容が多いということになります。したがって17のゴールのほとんどに関連する業界とも言えます。それらのひとつひとつに取組みほんの少しでも貢献できればと考えています。社内では2050年までの目標設定に取組みました。
◆周囲の反応や、やっていてよかったこと、大変だったことなどを教えてください
保護者同士が繋がり、少しでも不安感や悩みが解消された感想を聞くと、やっていてよかったなと思います。
大変なことは、不登校で悩んでいるお子さんや保護者に情報が届きにくいところです。
◆今後の活動を教えてください
子どもも大人も安心安全に過ごせる居場所をつくっていきたいです。そして、同じ想いの大人が繋がることによって教育の在り方を少しずつアップデートしていき、教育をきっかけに、子どもも大人も差別されることなく誰もが生きやすい社会をつくっていきたいです。