活動Pick Up!|子ども未来食堂
長岡市内で活動する団体を訪問!
今回は、『子ども未来食堂』さんを伺いました。
◆どんなことをしている団体ですか?
毎月第4土曜日に、長岡聖契キリスト教会の厨房とカフェテラスと使って子ども食堂を開いています。
特徴としては、「機会の貧困」をなくすため、毎回大学生や地域のボランティアさんと協力して子どもたちが楽しめる企画を一緒に行っています。過去の取組みとしては、長岡大学の米山ゼミによるプラレール体験会や同大学広田ゼミによる世界のお話し、地域ボランティアさんによる紙芝居などが行われ、大変好評でした。
また、昨年4月からは、食後に英語の学習指導も始めました。就学前のお子さんや低学年の児童向けに、英語の歌を歌って踊って、英語が難しくないことを伝えています。
◆活動を始めたきっかけ、これまでの歩みを教えてください
2012年ころから全国的にこども食堂が広がっているのを受け、私たちにできないかなと考えるようになりました。
また、2017年にドイツに行った際に、東ドイツの協会が、地域の市民団体や行政と協働して、子ども食堂を開いているのを見て、感銘を受け、教会の設備を活用した子ども食堂を開くため、2018年に有志で団体を立ち上げました。
◆どんなメンバーで活動していますか?
地域の方々や大学生など毎回15名くらいの方が来てくれて運営しています。
元教員や調理師の方、看護師さんなど、いろんな方が関わってくれるおかげで、みんなの得意を活かした活動が展開できています。
利用者は毎回50名ほど集まり、小さなお子さんから、お年寄りまで多世代の交流の場にもなっています。企画によっては市外からの参加者もいたり、広がりを感じています。
◆周囲の反応や、やっていてよかったこと/大変だったことなどを教えてください
子ども食堂はリピーターも増え毎回参加してくれる方も多いです。地域に馴染んできて、少しでもお役に立てる場になっているようで嬉しいです。
また、英語教室の方も小さなお子さんのいる方々に好評で、家でも英語の歌を口ずさんだりすると聞いて、嬉しく思っています。
◆今後の活動を教えてください
3月の子ども食堂はコロナウイルスの影響でお弁当の配布に変更して行いましたが、毎日のお子さんの食事の準備も大変なので、どんな形でもお役に立てるよう続けていきたいです。
また、食事の提供だけではなく、居場所づくり、学習指導など「人と人がつながる場」はまちにとって必要だと強く感じているので、いろんな切り口で継続していけたらと思っています。
”子どもにいろんな機会を提供“子ども未来食堂さんは、らこって2020年5月号でご紹介しています。