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更新日:2024.09.26

防災を日常に馴染ませ”いつも通り”でいられるように|NPO法人多世代交流館になニーナ

長岡市内で活動する団体を訪問!
今回は、「NPO法人多世代交流館になニーナ」さんにお話を伺いました。

どんなことをしている団体ですか?

子育ての駅ぐんぐんの委託運営、市内中学校へ0歳赤ちゃんとの交流事業などを行っています。

活動を始めたきっかけと、これまでの歩みを教えてください。

中越地震をきっかけに、になニーナを立ち上げたのですが、その前進はただの子育て支援ネットワークづくりの団体でした。
震災の際の避難所生活で、子ども達が端っこで小さくなっていたり、子育て世代は車の中過ごしている様子を見て、地域の縮図だなと感じました。子どもたちが真ん中の社会に変えていきたいと思い、法人立ち上げにいたりました。

どんなメンバーで活動していますか?

主に子育て中の母親や孫育て中の祖父母世代で運営しています。1年前からは20代のスタッフも入り、スタッフも多世代になりました!
朝ミーティングの際には家で起きた話や家族の話もするので、20代のスタッフも結婚や出産が自分ごとにイメージできるようになってきたといいます。

周囲の反応や、取り組んでいてよかったことまたは大変だったことを教えてください。

私たちの目指す多世代交流という居場所は「いつも、いつもどおりの場であること」。馴れ合いではなく、高め合い、育み合い、支え合える関係性の構築がテーマです。

2024年元旦の地震の時には、夕方から遅くまでになニーナができることは何か話し合い、「いつもどおりの居場所を有事の時こそ用意する」が私たちの答えでした。
行政に掛け合いご理解いただき、市内で唯一翌日開館し、およそ50名近い親子に来館していただけました。
「いつも通りではないとき」こそ、「いつも通りである場」が安心につながる。心の安心、いつも通りにしていて良い場であることを大切にしていきたいです。

今後の展望を教えてください。

毎日がイベント!毎日がお祭り!そんな環境ではなくて、日々を大切にした多世代交流館を淡々と継続していきたいです。
「いつも通りの日常を いつもどおり淡々と 積み重ねていくことの愛おしさ」を発信したいです。この根はきっと自己肯定に繋がり、広まれば、有事のときもいつもの時も私たちは私たち自身も大切な人も守れる。相手を大切に尊重する気持ちの余白をいつも持てると信じています。

 

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