毎年、3月に開催している東日本大震災をテーマにした映画上映会。
今年は昨年に続き小森はるか監督作を上映します。
上映作品は昨年完成した新作『ラジオ下神白 ―あのとき あのまちの音楽から いまここへ』を二回上映しますが、
3月9日はミライエ長岡ミライエステップ、3月24日はアオーレ長岡市民交流ホールAと会場は違いますので
お気を付けください。
『ラジオ下神白 ―あのとき あのまちの音楽から いまここへ』
ラジオ、歌声喫茶、宅録、ミュージックビデオ……次々と変化する「伴走」のかたち
いわき市にある福島県復興公営住宅・下神白(しもかじろ)団地には、2011年の東京電力福島第一原子力発電所事故によって、浪江・双葉・大熊・富岡町から避難してきた方々が暮らしている。
2016年から、まちの思い出と、当時の馴染み深い曲について話を伺い、それをラジオ番組風のCDとして届けてきたプロジェクト「ラジオ下神白」。2019年には、住民さんの思い出の曲を演奏する「伴奏型支援バンド」を結成。バンドの生演奏による歌声喫茶やミュージックビデオの制作など、音楽を通じた、ちょっと変わった被災地支援活動をカメラが追いかけた。
監督は、震災後の東北の風景と人の営みを記録し続けている映像作家の小森はるか(『息の跡』『二重のまち/交代地のうたを編む』)。本作は、文化活動家のアサダワタルを中心にした活動に、2018年から小森が記録として参加することによって生まれた。
カラオケとは違い、歌い手の歌う速度にあわせて演奏する「伴奏型支援バンド」。支援とは何か? 伴走(奏)するとはどういうことか? 「支援する/される」と言い切ることのできない、豊かなかかわりあいが丹念に写しとられている。
監督・撮影・編集:小森はるか
企画 アサダワタル
製作・宣伝・配給:ラジオ下神白
2023年|日本|70分
公式HP https://www.radioshimokajiromovie.com/
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=3xrxaerliMc