地域をよくするウワサのあの人にインタビュー!毎月、市民活動に取り組むプレイヤーをご紹介。活動に関わったきっかけや、どんな役目を果たしているのか伺う中で、活動への多様な関わり方が見えてきました。
小野英子さん/50歳/農家 小野ファーム
1973年長岡市中之島生まれ。実家の農業に従事する傍ら、よさこいサークルすいれん代表、中之島コミュニティセンター推進協議会副会長を務める。
中之島で家業である農業に従事している小野英子さん。21歳で就農し、家業に入りました。農業はとても地道なものに見えて、自分には向いていないと感じていたそうです。華やかな職業に憧れる時期があり、ふいに父親に対して「何でこんなのやってるんだろう」と心情をさらけ出すこともあったそう。
27歳の頃、「せっかくこの地域に住むなら楽しく住みたい」「自分も周りも輝くことで、地域を活性化したい」という想いで「よさこいチームすいれん」を立ち上げ。7.13水害や中越地震の際に多くの方からいただいた支援に対する感謝を伝えようと「結」という曲を作成し、今でも踊り継がれる曲となりました。この活動を通じて、自分を表現する場や人とのつながりや大切さを感じられるようになったと言います。
38歳で一度農業から離れてアパレルの仕事に転職。美容や健康に携わる中で、美しく健康に過ごすためには心の豊かさや食が大切であることに気づかされ、同時に農業分野の重要性にも気づくことができたそう。それから、再び農業に携わることを決意し、2022年1月からもう一度家業に入りました。
農家であることを活かして、多様な人が集う笑顔あふれる場を作りたいと考え、自宅のビニールハウスを農閑期限定に活用できるようにリノベーションを行いました。そして、2022年11月に「EKO〜source of life〜」をオープン。ハウス内でアート作品の展示や大人も子どもも楽しめるイベントを始め、口コミやSNSで活動を知った方々が集まるようになりました。
「ハウスに出店された方々の多くが地元中之島の方で、周りには才能のある方がたくさんいます」と笑顔で話す小野さん。
誰しも得意不得意があるのは当たり前。これからもそれぞれの得意が最大に活かされるように人をつなぎ、地域の活性化につながる場所づくりをしていきます。
本記事は、らこって2023年10月号でご紹介しています。
こちらの内容は、Youtubeのほか各種音声メディアでもお楽しみいただけます!
ぜひご視聴ください。