Nagaoka Players PLAYER

更新日:2026.01.30

想いをワクワクに変える、街の「接着剤」 | 小川 卓さん

地域をよくするウワサのあの人にインタビュー!毎月、市民活動に取り組むプレイヤーをご紹介。
活動に関わったきっかけや、どんな役目を果たしているのか伺う中で、活動への多様な関わり方が見えてきました。

小川 卓/3tive.design(スリーティブデザイン)合同会社 代表社員/アートなHENTAI万博 総隊長
山古志生まれ。(一社)長岡青年会議所常任理事、ASOBI.NIIGATA代表、にいがた異業種交流会WAKU-WAKU代表など、幅広く活動中。

「『やるか、超やるか』が口癖なんです」。そんな熱い語り口で、長岡を日本一ワクワクする街へ変えようと奔走する小川卓さん。大規模イベント「アートなHENTAI万博」やフォトコミュニティ「ASOBI.NIIGATA」の立ち上げなど、その活動はビジネスの枠を超え、街のあらゆるシーンに浸透しています。
小川さんの原点は、高校卒業後に飛び込んだエンジニアの世界にあります。工場の生産ライン開発に13年間携わり、世界各地の拠点を一人で渡り歩いた経験が、現在の多種多様な人々を巻き込む活動を支えるメンタリティを育みました。
転機は、故郷・山古志の保育園が休園するという知らせでした。いつか力がついたら貢献したいと考えていた小川さんは、その「いつか」を待っていては手遅れになると痛感。今すぐ動く、と決意し、まずは山古志での地域活動に積極的に参加。季節の行事などの現場で汗を流す中で、クリエイターグループによる写真・映像展などのイベント企画にも目覚めていきました。

「10.23山古志の集い」など、季節の行事にも積極的に参加。

活動を継続する術を模索する中で出会ったのが、長岡青年会議所でした。実際に飛び込んでみると、中越地震の際に街を支えた先輩たちの情熱に触れ、圧倒されました。「青年世代として、ぬるいことはしていられないな、と」一人の市民としてこの街に深く関わっていくことを決めました。

青年版国民栄誉賞「JCI JAPAN TOYP 2025」において「アートなHENTAI万博」を主催した実績などが評価され、日本商工会議所奨励賞を受賞。


小川さんの名刺には「接着剤」という文字が大きく記されています。自分一人で成し遂げるのではなく、情熱ある経営者や才能豊かなクリエイター、異なる世代を有機的に結びつける存在になりたいという想いからです。その結実が、2021年から続くアートなHENTAI万博です。こだわりを貫く表現者への褒め言葉として「変態」を再定義し、アオーレ長岡全館で多彩な空間を創出。参加者に対して、多様性を尊重しそれぞれの個性を受け入れるという価値観を伝えています。

9つの部門に「編隊」されたアトHEN実行委員会メンバーとその仲間たち。

30代という中間世代として、若者のみずみずしい感性と、年長者の経験値を掛け合わせる。この世代を超えた「ネオ市民協働」のつなぎ役こそが、地域社会の停滞を打ち破る鍵になると小川さんは信じています。街の接着剤として、個人としての想いを地域全体のエネルギーへと変え、人と人とを結ぶ縁の先にどんな未来が描かれるのか、その挑戦から目が離せません。

こちらの内容は、Youtubeのほか各種音声メディアでもお楽しみいただけます! ぜひご視聴ください。