ながおか市民協働センターでは、毎年市民活動や市民協働の裾野を広げる講座を開催しております。
今年は、12月4日に つながるチカラ~人が集まるプロジェクト術~ と題して、講演会が行われました。
今回は、その第2弾 つなげるチカラ~人を束ねるチームビルディング術~ と題して、12月18日に行われたワークショップをご報告いたします。
最初に、前回ご参加いただけなかった方もいらっしゃいましたので、簡単におさらいをしました。
おさらいが終わると、本題のチームビルディングのワークショップが始まりました。
まずは、お隣さんと協力して、ある一定のリズムを刻むワークです。
これが簡単なようで、やってみると結構難しい。
あちこちで失敗しても笑顔が溢れ、さっきまでの緊張感が嘘だったかのように一気に場が和やかになりました。
成功したら人数を増やしていきます。
2人が4人、4人が8人、最後は全員で!
リズムがあった時の『達成感』がチームの『団結力』を生みました。
続いては、2つの輪で相手の気持ちを知るというもの。
質問:富士山に一人で登れる人は、真ん中のサークルへ。自身のない人はそのまま。
よーい、スタート!
自信のある人は輪の中に入っていきますが、無い人はそのままです。
全員が止まると、みんなそれぞれに「なぜそこにいるのか?」という理由を聞きます。
ある人は、「一人では何かあった時を考えると怖いから」。ある人は「一人だから気軽に行ける」。
みんながそれを聞いて、『他者を理解する』ということが出来ました。
続いては、2チームに分かれてのチーム戦です。
先頭の人は、お題を見て正解だと判断したところで隣の人の手を握ります。
次から次へと手を握ることで伝達していき、最後に人形を取ったチームの勝ちです。
最初の人が指示を間違えても、伝達は続きます。
ここでは、『誤った情報が止めたくても止められなくなる』ということをゲームで体感することが出来ます。
子どもたちに情報化社会におけるWebなどの脅威を教えるときに有効なワークでした。
続いては、3チームに分かれてのチーム戦です。
一つのボールをみんなが振れるタイムを競うものです。
いくつかの禁止ルールが…
・最初に触れた人にボールを返す
・ボールを掴んではいけない
・ボールを投げてはいけない
・ボールを落としてはいけない
そんな難題が参加者の頭を悩まします。
転がしてみたり、手を揃えてみたり…
次から次へとアイディアが出てきます。
アイディアも『一人の人ではなくみんながそれぞれ知恵を出し合う姿』は、課題をなんとかクリアしようとする心意気が感じられました。
最後に、フラフープを使って、みんなのひとさし指で支えながら地面へ下げていくというものです。
これが意外と難しい…
みんな心では、「下に降ろそう」と思っているのですが、どんどん上に上がってしまう。
声を掛け合ってうまく降ろせたチームと、降ろせなくてモヤモヤのチームが出ました。
これは、社会でも一緒だそうです。
誰一人、「社会のためにやろう!」といっていても、なぜか足を引っ張っているように思えるときがある。
それを、『みんなが声を掛け合って、知恵を出し合って、意識を一緒にすること』でクリアすることができる。
それが体感できるワークでした。
「仲間が集まらない」「若手が育たない」「人が集まらない」など、『人』に関する相談から生まれた今年の講座とワークショップ。
つながるチカラのヒントから、つなげるチカラを養ったワークショップ。
長岡には素晴らしい人がいる。そして、素晴らしい活動をしている。
それを再認識できた会でした。
ご参加していただいた皆様、ありがとうございました。
そして、富山県黒部市から年末のお忙しいところ講師をしていただいた長井さん、本当にありがとうございました
魅力ある長岡になるには、「人」のチカラが必要です。
長岡をより魅力ある長岡にするべく、これからも人がつながり、人をつなぐお手伝いをながおか市民協働センターは行って行きます。