長岡みんなのSDGs SDGs

更新日:2024.05.21

長岡からはじまる新たな地域医療のかたち | 医療法人 メディカルビットバレー

長岡市内でSDGsに取り組む方たちを訪問!
今回は地域医療の発展に取り組む「医療法人 メディカルビットバレー」さんに伺いました!

団体の概要を教えてください。

2020年10月 長岡市下柳に「エールホームクリニック」を開業。
2023年10月 長岡駅前の米百俵プレイス北館に「エールホームクリニック長岡」を開業。

内科、小児科、皮膚科、美容皮膚科、アレルギー科、小児皮膚科、呼吸器内科、腎臓内科などの診療科を提供しています。

取り組んでいるSDGsの目標と、取り組みの内容を教えてください。

―目標3  すべての人に健康と福祉を―
【長岡モデル】と名付けたサステナブルな地域医療を目指し、総合病院と町のクリニックの中間の役割を果たす大型複合クリニックとして地域医療の発展に取り組んでいます。

患者さんの利便性や地域医療の質向上を図るために、複数の診療科の専門医が横断的に担当する「ワンフロア―診療」と複数の医師が専門分野を越えて連携し、患者に寄り添う「シナジー診療」を推し進めています。

―目標5  ジェンダー平等を実現しよう―
医療現場は圧倒的に女性スタッフが多いです。現在71名のスタッフがいますが、そのうち 52名が女性です。
年功序列や男女格差のないシームレスな組織を目指し、フレキシブルな勤務体制、女性医師の積極的雇用、フラットな職場環境づくりに注力しています。

医者や看護師、検査技師、受付スタッフ、運営スタッフ、みんなが同じ土俵に立って、同じ気持ちで心を開いてフラットに働けることが大切だと思います。

取り組みを始めたきっかけと、これまでの経緯を教えてください。

今思えば、SDGsは子どもの頃から当たり前の感覚でした。一人ひとりが人間として、本能として持つ感覚であるべきだったのではと思います。

元々嫌いなものがあって、壁と枠が嫌いなんです。壁と枠がなくなると、みんなが信用して取り組めるようになって、大きな力が発揮できる。医療は世の中のためになるものですから、壁を作らずフラットにするだけで世の中が明るくなるし、自分たちのやりがいにもつながると感じています。そんな想いが当クリニックの提唱している【長岡モデル】にもつながっています。

周囲の反応や、取り組んでいてよかったことまたは大変だったことを教えてください。

2021年6月より、新型コロナウイルスワクチン接種へ積極的に取り組み、長岡市のみならず、見附市や柏崎市、弥彦村など行政の協力のもと「集団的個別接種」を行い、その接種回数は26万回を超えるものとなりました。

「来院された患者は断らずに診る」、「対応が難しければ適切な医療機関に紹介」を大原則とし、開業して間もないクリニックではありましたが、地域医療を支えるためにフル稼働で未曾有の事態に対応しました。この取り組みを通じて、クリニックを多くの皆様に知っていただくことになったように思います。

貴団体の取り組みを通して、2030年にどのような社会をつくりたいですか。

医療を通じて、地域に貢献することを意識してこれまでやってきました。
2030年までに自分たちの【長岡モデル】を広く伝えていきたいです。長岡と同規模の都市部へこの長岡モデルを展開して、新しい医療のかたちを普及することに貢献したいと考えています。
なんとか2030年までには伝えて、自分たちでやっていくというよりは、気持ちに共感してくれる人たちが1歩を踏み出してくれて始まっていることが目標です。

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