長岡みんなのSDGs SDGs

更新日:2026.04.08

厄介者の竹を地域の魅力に!世代を繋ぐ竹遊び|NPO法人和島夢来考房

長岡市内でSDGsに取り組む団体にスポットを当てる「長岡みんなのSDGs」。
今回のゲストは、NPO法人和島夢来考房(わしまむらこうぼう)の理事であり、「道の駅 良寛の里わしま」の駅長も務める辰田さんです。 地域住民を巻き込みながら、放置竹林の課題解決や、竹を使った新しい価値づくりに取り組む活動についてお話を伺いました。

地域の「厄介物」をみんなで解決する仕組みづくり

和島地域では、かつて稲架掛け(はざかけ)などに竹が身近に使われていましたが、近年は手入れが行き届かない放置竹林が地域の「厄介物」となっていました。 そこで和島夢来考房では、地域のシニア世代の方々を有償ボランティアとして巻き込み、林の整備を行っています。 「地域のみんなで何とかしよう」というスタンスで、65歳以上の人生の大先輩たちが汗を流して活躍する場を作ることで、地域のコミュニティづくりと生きがい作りにも繋がっています。
 

食べる、使う、育てる。竹の循環型活用

整備で出た竹は、ただ処分するのではなく、さまざまな形で活用されています。

  • 竹チップ・竹炭: 農業用の資材として道の駅で販売。地元のブルーベリー栽培にも活用されています。
  • メンマプロジェクト: 柔らかい竹を使い、酒粕を隠し味に加えた「わしまメンマ」を開発中。道の駅のレストランでの提供や商品化を目指しています。
  • 竹細工: 辰田さん自身も職人に弟子入りし、水切りかごなどの美しい竹細工を製作。伝統技術の継承にも取り組んでいます。

 

子どもたちに伝える「竹遊び」の楽しさ

近年、特に力を入れているのが、子どもたちへの体験活動です。 これまでにも、竹とんぼや竹馬作り、100名以上が参加した流しそうめんイベントなどを開催してきました。 「ドラえもんのタケコプターみたい!」と喜ぶ子どもたちの姿や、3歳児でも簡単に飛ばせる竹のタコなど、デジタルではない素朴な遊びを通して、地域の宝である竹に触れる機会を作っています。


私たちが目指すSDGsのカタチ

今回の活動は、SDGsの目標のうち、特に以下の2つに深く関わっています。

  • 目標15「陸の豊かさも守ろう」: 放置竹林の整備による森林保全。
  • 目標12「つくる責任 つかう責任」: 竹を資材や食品として無駄なく活用する循環。

辰田さんは、「SDGsを意識せずに、楽しみながら続けていけるのが一番。経済活動を伴いながら、大人も子どもも楽しく関われる持続可能な地域づくりに貢献したい」と語ります。


編集後記:道の駅へ遊びに行こう!

NPO法人和島夢来考房が運営するラビットファーム では、6月末頃からブルーベリー狩りも始まります。
竹チップを撒いて育った美味しいブルーベリーや、人気のソフトクリームを味わいながら、ゆったりとした時間を過ごしてみませんか?

 
竹のようにぐんぐんと伸びる、和島地域のこれからの活動に注目です!
【取材協力】 NPO法人和島村工房(道の駅 良寛の里わしま内)
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取材の様子はYoutubeでもお楽しみいただけます!ぜひご視聴ください。