どんな取り組みにも課題は付きもの!活動の分野は違えど共通した悩みがあります。
「市民活動・虎の巻」は課題や悩みを研究テーマに沿って解説するノウハウコラムです。
これを読めば、みなさんの活動にヒントと勇気が湧いてくるかも!
市民活動や地域活動の取り組みが広がるにつれて、活動の「目指すべき地域の姿」や「理想の活動成果」のハードルを高くしすぎていませんか? ほとんどボランティアで成り立っている市民活動は、理想や活動領域を大きく考えすぎると、持続可能なものではなくなってしまいます。市民活動が担うべき活動領域を考える際には、福祉の分野の「地域包括ケアシステム」で言われる「自助・互助・共助・公助」の考え方が参考になります。
現代社会の問題点のひとつは、共同体の空洞化により、多くの人々が自助=市場と、公助=行政サービスだけを頼りに生活している点にあると言われています。
その中で、改めて互助的な関係性を取り戻し、多様なコミュニティに囲まれて生活できる社会をつくろうという動きが市民活動です。
もちろん、行政の補助金を活用する際には「公益」に配慮する必要はありますが、市民活動はあくまでも社会の中の互助的な関係性を豊かにするための活動。「できることを・できる範囲で」が市民活動の基本です。
公益に偏りすぎることなく、活動が自分たちの実生活にプラスになっているという実感や、無理なく続けられる活動量を大切に、自分たちが持続可能な活動領域を考えていきましょう。
ながおか市民協働センターでは、市民活動や地域づくりに役立つ情報がたくさんございます!
その情報を公開し、お役立ちノウハウで紹介しています。